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 世界保健機関(WHO)の緊急対策責任者マイケル・ライアン(Michael Ryan)氏は15日に、中国に最近北京を再び襲った中共ウイルス(新型コロナウイルス)に関するゲノムのシーケンス情報を公開するよう呼び掛けた。
 
 北京日報の報道によると、北京の新発地市場にて輸入したサーモンを切ったまな板からウイルスが確認され、北京当局は当該ウイルスのゲノムのシーケンスを測定した結果、欧州に由来すると主張したという。しかし、WHOや国際科学界にはゲノムのシーケンス情報を提供していない。
 
 AP通信によると、マイケル博士が15日の記者会見では、「われわれは中国の同業者とこれらの情報をシェアできることを望んでいます、北京のウイルスが欧州で伝染しているウイルスの起源を代表しているかもしれません、この発見は重要であり、認証するにはそのウイルスのゲノムのシーケンス情報の共有が欠かせないのです」と述べた。
 
 同通信社の今月上旬の報道によると、今年1月国際的な3つの研究室がコロナに対しゲノムのシーケンスを測定した後、中国政府はWHOに直ちに情報共有せず、一週間以上過ぎてから公表したと報じた。

(翻訳・北条)