中国共産党はこれまで、生態環境を犠牲にして工業発展を進めてきました。その結果、中国各地で深刻な環境汚染が発生しています。

 最近では、多くのブロガーが山東省菏沢市を訪れ、黒い汚水に覆われた農地の様子を撮影しました。その衝撃的な映像が大きな注目を集めています。

 「これ、油田だと思うか?実は農地なんだ。どれだけ汚染されているか見てみろ。草一本生えていない。緑色のものが何もないんだ。農地がまるで油田みたいになっている。小麦は全部黄色く枯れて、ほとんど死んでいる」

 「小麦すら生き残れない。一体なぜなのか。ここは山東省菏沢市巨野県董官屯化学工業団地だ。見てくれ。この悪臭を放つ土地、まるで石油みたいな色をしている。でも石油じゃない。前に行ってみよう。あのパイプの中から何が流れているのか分からないが、全部真っ黒だ。信じられるか?石油じゃないんだ。何を植えても全部枯れてしまう。この辺りを見てくれ。麦畑が突然きれいに掘り返されている。おかしいと思わないか?しかも掘り返された残骸まで黒くなっている。こういう土地が一面に広がっているんだ。理由は皆さん自身で考えてほしい」

 山東省菏沢市巨野県董官屯鎮。本来なら青々とした麦畑が広がるはずのこの場所は、最近になって黒色と枯れた黄色に覆われる異様な光景へと変わっていました。
畑のあぜ道や用水路には、黒い汚水が悪臭を放ちながらゆっくりと流れています。化学工業団地に近いエリアでは、小麦は穂を伸ばすどころか、まるで火で焼かれたように一面が黄色く枯れ、倒れ込み、収穫不能の状態になっていました。

 現場で撮影された映像では、一部のパイプから黒く粘り気のある液体が大量に流れ出している様子も確認されています。その臭いは、家畜の糞尿と化学薬品が混ざったような強烈な悪臭だといいます。

 汚水が流れた土地は黒く変色し、硬く固まり、ハエや蚊が大量発生していました。

 取材に応じた地元住民たちの言葉からは、怒りと絶望感がにじみ出ています。ある村民は遠くの工場を指差しながらこう語りました。
 「これは化学工場から流れてきた水だ。このせいで作物がまったく育たない。苗が焼けるように枯れてしまう。今では家の水すら怖くて飲めない。いつも何か変な臭いがする気がするんだ」

 現在は、小麦が実を太らせる重要な時期です。この時期に強い化学汚染を受ければ、たとえ穂が残っていても成長は止まり、収穫は絶望的になります。

 土地で生きている農民たちにとって、これは極めて深刻な打撃です。

 映像では、広大な農地が黒い汚水に覆われ、まるで油田のような状態になっている様子が映し出されています。大量の小麦がすでに枯死しており、現場には強烈な悪臭が立ち込めていました。

 周辺の用水路も黒い悪臭の水で満たされ、その臭いは数キロ先まで漂っているといいます。ハエや蚊が大量発生し、村の住民たちは窓すら開けられない状態だそうです。

 農民たちは涙を流すしかありません。黒い毒水があふれ、作物は一夜で枯れていきました。麦畑は広範囲で壊滅状態となり、数千ムー規模の農地が収穫不能になったとの情報も流れています。

 5月12日、現地当局は世論の圧力を受け、ようやく反応を示しました。当局は、「ネット上の映像に映っている場所は、董官屯鎮任店村付近で、家畜の排せつ物を処理する企業が借り受けた沼液還元区域であり、この企業は有機廃棄物の資源化処理を行っている」と説明しています。

 しかし、中国当局の発表は以前から信頼性に疑問が持たれており、多くのネットユーザーは「より深刻な真実を隠そうとしているのではないか」と疑っています。

 ブロガー:
 「この糞尿の水を見てくれ。本当に気持ち悪い。スプリンクラーでこの水を浴びた場所では、小麦がまったく育っていない。見てくれ。穂の中が空っぽなんだ。
私は今、山東省菏沢市東光城鎮に来ている。地元住民によると、この一帯では農地が買い上げられた後、糞尿の廃水を散布する実験場として使われているそうだ。
しかし住民たちは、散布後の土地では作物が育たなかったり、小麦を植えても収穫できなくなっていると話している。そこで私たちは現地調査を行うことにした」

 「後ろの農地を見てくれ。大量の糞尿の廃水が流れている。この水は主にスプリンクラーから噴射されているんだ。実際に農地に入って、作物への影響を見てみよう。道路脇の用水路を見てくれ。全部糞尿の水だ。ものすごく臭いし、ハエも大量にいて本当にひどい。この麦畑はもう完全にダメになっている。全部枯れているんだ。こちらが正常な小麦の状態だ。そして、糞尿の水を浴びた畑の小麦と比べてみてくれ。差は一目瞭然だ。

 これが正常な小麦。そしてこちらがスプリンクラーの水がかかった場所だ。

 さっき地元のおじいさんが『ぜひ撮ってくれ』と言って案内してくれた。前を見ると、何も生えていない場所が二か所ある。スプリンクラーの水がかかった場所では、小麦がまったく育たないんだ。

 周辺の小麦も、全体的に生育状況がかなり悪い。向こう側とはまったく違う。

 農地だけではない。この周辺の川まで汚染されている。見てくれ。水は真っ黒で、とても臭い。まるで糞尿そのものだ。本当に地元住民が心配だ。どの川も全部こんな状態なんだ。

 ここが村だ。この村を流れる川は、ほぼすべてがこうした黒くて臭い糞尿の水になっている。今、村全体に強烈な糞の臭いが漂っている。しかもハエが異常に多い。住民たちがどうやって生活しているのか、本当に想像もできない。

 ドローンの飛行距離に限界があったため、撮影できたのは被害地域のほんの一部に過ぎない。同じような状況は、村の周辺一帯にまだ広がっている」

 こうした問題は山東省巨野県だけではありません。

 最近では河南省周口市郸城県でも、環境問題を追っているブロガーが、工業廃水によって小麦畑が汚染され、川がピンク色に染まっている異常な状況を撮影しています。

 ブロガー:
 「見てくれ。この川の水、ピンク色なんだ。上には緑の草が浮かんでいて、赤と緑でまるでスイカジュースみたいになっている。すぐ横には農民の畑がある。こんな水で育った作物、あなたなら食べたいと思うか?」
 「環境問題の動画を投稿してきたが、ピンク色の水を見たのはこれが初めてだ。前の河川を見てくれ。水が全部ピンク色になっている。周囲は全部農地だ。私は今、河南省周口市郸城県にいる。川の表面には大量の草が浮かんでいる。以前、住民から送られてきた写真には草なんてなかった。この草は、どう見ても最近抜いてばらまかれたものだ。つまり、汚染を隠そうとしているんだ。では水を採取してみる。どんな色なのか見てみる。想像していた以上に色が濃い。完全にピンク色の水だ」

(翻訳・藍彧)