甘粛省定西市で24日夜、雹や豪雨などの極端な天候が発生しました。定西市岷県では、雹が降り積もり、道路が氷河のようになり、氷の厚さは数十センチメートルに達しました。岷県は当帰の産地であり、多くの損失を出しました。

 24日の夜から25日の未明にかけて、甘粛省定西市及びその周辺地域は突如として雹や豪雨に見舞われました。定西市岷県の一部の道路は、氷や水が積もり、冠水が発生しました。

 ネット上で出回っている動画には、岷県の街道が塊となった白い氷で覆われ、道路が氷河のようになっている様子が映し出されています。多くの車両が水に浸かり、動けなくなっていました。

 岷県は当帰の産地であり、多くの住民が大きな損失を被りました。ある地元の住民は、「うちの当帰の苗が雹に打たれて、全部死んでしまいました。損失は約13万元にもなり、今年をどうやって乗り切るか本当に分かりません。家には3人の子供がいて、今では彼らの生活費も問題になっています。農民は本当に大変です」と語りました。

 公開されている資料によると、岷県の商品作物は主に薬草であり、当帰、党参、黄芪、紅芪などが栽培されています。

(翻訳・吉原木子)