スペインのファッションブランド「Zara」はわずか2ヶ月余りで中国の9店舗を閉鎖しました。これは中国の経済成長の鈍化と消費需要の低迷によるもので、さらにはラグジュアリー市場の売上げにも影響を及ぼしています。

 報道によると、過去2ヶ月余りの間にZaraは上海と東莞を含む中国の9店舗を閉鎖しました。Zaraの全盛期には、中国には最高183店舗がありましたが、現在は87店舗のみが営業を続けており、わずか6年間で店舗数がほぼ半減しました。

 中国市場の低迷は、Zaraだけでなく、他のラグジュアリーメーカーの業績にも影響を及ぼしています。

 ケリンググループが先月、第一四半期の売上が10%減少する恐れがあると発表しました。これは、アナリストが予想した3%の減少よりもはるかに高い数字です。

 特に、同社の看板ブランドであるグッチがアジアでの売上が市場予測を大幅に下回ったことが、市場に不安を引き起こしました。なぜなら、他の高級ファッションブランドも中国市場で苦戦している可能性があるからです。

 生活コストの絶え間ない上昇に直面して、中国の消費者は高級ファッションブランドに対してより選り好みするようになりました。この傾向はブランド間の格差を拡大させ、これらのトップブランド品が短期間で中国市場の販売力を回復できるかどうかについて広範な議論を引き起こしています。

(翻訳・吉原木子)