中国ハルビン工程大学のキャンパス内で、習近平総書記の著作がゴミ箱に捨てられ、ネット上で議論を呼んでいます。

 ハルビン工程大学ではこのほど、公益の書籍寄付イベントを開催し、主に習近平の著作を配布しました。学生たちの関心が明らかに欠けていたため、これらの書籍は最終的にゴミ箱に捨てられました。ほぼ同時に、青島市崂山区公安局で共産党の入党誓詞がゴミ箱に捨てられた情報がネット上で出回っています。

 これら二つのことは熱い議論を呼び、一部のネットユーザーは「ゴミは、やはりゴミ箱の中にあるべきだ」、「中国はまだ希望があるかも、人々が正しくゴミを分別できるようになった」とコメントしました。

 これに対して、時事評論家の王篤然氏は、「ハルビン工程大学は中国共産党の重要な軍事アカデミーで、青島市公安局はその独裁機構の一部です。彼らが、習近平の著作や共産党の入党誓詞に示した態度は、重要なシグナルを反映しています。つまり、共産党の中核勢力でさえ、共産党の宣伝を信じていないということです」と述べました。

(翻訳・吉原木子)