アジア太平洋経済協力会議(APEC) を控え、各国の首脳は14日、サンフランシスコに到着しました。他の国々とは異なり、中国共産党首脳が滞在するとされるホテルの前に、白い布で囲まれた大きなテントが建てられ、車両も黒い布で覆われています。ネットユーザーたちは、焼香所に似ているとコメントしました。

 大紀元の記者が14日午前、習近平が宿泊するとされるセントレジスホテル(St. Regis Hotel)に向かいました。ホテル周辺には一時的に設置された黒い鉄柵が囲まれており、ホテルの入り口には十数人の警察官が配置されています。

 記者たちは公共エリアからホテルを撮影している際、ある中国人男性が「私の顔を撮ってはいけません」と主張し、記者の撮影を妨害し、写真を削除するよう要求しました。双方は一時言い争っていました。

 これに対して、多くのネットユーザーは、「ホテルをまるで焼香所のように装っているのがおかしい」とコメントしました。

 また、14日には、習近平が宿泊する予定のホテルの前で、親中派と反中派の対立が発生しました。

 現在、習近平の宿泊予定のホテル前で、親中派と反中派の対立が発生しています。反中派の抗議者らは、中国共産党が犯した罪を償え、財産損失を補償するよう要求しています。一方、親中派の人々は中国の国旗を振っています。

 反中派抗議者「彼らは詐欺師だ。混乱した局面を無事泰平であるかのように取り繕っている。世界中の人々を騙そうとしている。嘘、嘘、全ては嘘だ。彼らは嘘をついている。彼らは取り繕っている。あなた達は詐欺師だ、中共の詐欺師だ。世界中の人々を騙そうとしている。私たちの財産を返せ、暴行犯を出せ、公正や人権を返せ」

(翻訳・吉原木子)