中国の湖北省や貴州省など複数の省・市はこのほど、豪雨に見舞われ、深刻な浸水被害を受けた。


 中国メディアの報道によると、貴州省貴陽市の主要都市では、18日午後から19日朝にかけて大雨に見舞われ、1時間あたりの降水量が177.7ミリメートルに達したという。

 地元のネットユーザーが投稿した動画には、豪雨により貴陽市内の多くの場所が深刻な浸水被害を受け、多くの車が水に浸かって走行している様子が映っている。

 また、地下鉄には大量の水が流れ込み、深刻な浸水被害を受け、一時運休になった。

 一方、湖北省もこの2日間、集中豪雨に見舞われた。恩施市で18日、多くの道路が「川となり」、多くの車両が水没した。また、多くのバスが水たまりのある区間で立ち往生している動画がネット上で出回っている。6月18日の20時から19日までの間、湖北省の武漢市、咸寧市、黄岡市、荊州市などでは、合計26件の豪雨警報が発令された。
さらに、四川省地質災害事務所によると、6月18日の17時から19日の7時30分まで、凉山州の多くの地域で大雨に見舞われ、凉山州では1042世帯3023人が緊急避難したという

(翻訳・吉原木子)