中国空軍の戦闘機が最近、南シナ海上空で米軍偵察機1機に異常接近し、衝突を生じる可能性があった。両国間の緊張がさらに高まった。

 アメリカのインド太平洋軍は5月30日、声明を発表し、中国空軍のJ-16戦闘機が5月26日に、アメリカのRC-135偵察機に対して攻撃的飛行を行ったと述べ、「国際法によれば、RC-135は南シナ海の国際空域で安全かつ定期的な活動を行っていた」と主張した。公開された動画には、中国軍機は米軍機の右側から接近したあと前を横切り、米軍機が大きく揺れる様子がうつっている。

 中国の習近平総書記は5月30日、中国共産党(以下、中共)第20回全国代表大会後初の国家安全委員会の会議を主宰した。習氏は会議で、「現在我々の直面する国家安全保障上の問題は複雑さと困難さが著しく高まっている」と述べ、「ボトムライン思考と極限思考を堅持し、重大な試練を受ける準備をする必要がある」といった新たなスローガンを提出した。

 時事評論家の江森哲氏は、習氏はこの会議で「有利な外的安全保障環境を主体的に構築する」と指示したことや、最近米国が提案した米中国防長官会談の提案を中国側が拒否したことは、中共が米国と西側に対して積極的に攻撃的な態度をとることを示していると述べた。

 民主化運動の活動家である魏京生氏は、ラジオ・フリー・アジアとのインタビューで、「当局は経済が非常に悪いことを認めているので、このような状況で、内部の矛盾を解決するために、戦争を起こす可能性が非常に大きい」と述べた。

(翻訳・吉原木子)