米国の大手電子商取引会社アマゾンは23日、中国市場からの撤退を突然発表し、7月17日をもって、中国の公式サイトの運営を停止する。

 複数のメディアの報道によると、アマゾンは23日、ユーザーに対してメール通知を送り、Amazonがアプリストアサービスを提供しないことを伝えた。

 アマゾンの責任者は、アマゾンの中国公式サイトが停止するまで、会社は販売者と密接に連携し、円滑な移行を確保する。また、アマゾンを通じて引き続き販売を行いたいと考えている販売者は、同社のグローバル販売ウェブサイトで引き続き取引することができると述べた。

 アマゾンは2004年に中国に進出し、現地の主要オンライン書籍・音楽・動画販売会社Joyo.comを買収した。アマゾンは中国に1万人以上の従業員を抱えており、北京、上海、深圳などにオフィスを構え、電子商取引と物流が主要な事業である。

 アマゾンの撤退は、西側の大手テクノロジー企業が世界第2位の経済大国である中国から再び撤退することを象徴している。

 アマゾンの前にも、既に複数のハイテク企業が中国市場から撤退しており、これには2021年に中国から撤退したYahoo(ヤフー)、2022年5月に中国から撤退したAirbnb(エアビーアンドビー)、2022年10月に中国でのプラットフォーム利用を終了したLinkedIn(リンクトイン)などが含まれている。

(翻訳・吉原木子)