中国の新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の急速な感染拡大につれ、二次感染の症例が続出している。

 ラジオ・フリー・アジアの13日の報道によると、北京市、山東省、四川省などでは多くの二次感染者が現れ、初回の感染が軽快してから1か月程度経つと二次感染になり、その症状が明らかな場合が多いと、河北省石家荘市の匿名希望の医療従事者が証明した。免疫力の低下に起因する可能性があるとも述べたという。

 湖南省・湖南中医薬大学第二附属病院の主治医である陳博士はラジオ・フリー・アジアの取材で、「高齢者は基礎疾患を持ち、抵抗力が弱い人が多いため、二次感染を起こすと重症化する確率が高い傾向にある」と述べた。「オミクロン株が流行して以来、二次感染の発生率が顕著に増加しいる。感染者300万人中に10万人が二次感染し、感染者の3%を占めるというデータもある」とも述べた。

 中国民間では、感染が回復した後に、政府の公表にない後遺症が現れたという声が上がっている。中国語新聞『看中国』13日の報道によると、1月初旬より中国本土から投稿が届き、感染後の後遺症なのかワクチン接種の影響なのか不明だが、感染が回復してもしばしば頭痛になる人がいた。また、息苦しく感じ、病院でレントゲン写真を撮ったところ、肺に小さな白い点がたくさん写っていた人もいたという。

(翻訳・常夏)