成都市「大規模なマラソン大会」と多くの地域が静止状態(ツイッター動画のスクリーンショット)

 四川省成都市で20日、大規模なマラソン大会が開催され、約1万人がマラソンに参加した。その一方で、成都市の複数のコミュニティが閉鎖されている。疫病のために一時休校する学校もあった。

 中国公式メディアの報道によると、2022年成都マラソンは20日午後7時30分に成都市金沙遺跡博物館で開催されたという。

 現場の動画では、レース前に約1万人が集まり、参加者が多すぎて行列ができていた様子が映っている。動画を撮影した男は、「スタート10分前に、こんなに(大勢の人が)並んでいるんだ」と述べた。

 マラソン大会が開催された当日、多くの地域の住民が自宅にいるようにと通知を受けた。多くの学校も休校している。

 成都市のあるネットユーザーは、マラソン参加者が道路を走り、道路沿いで住民が列を作ってPCR検査を行っている様子の動画を投稿した。

 地元ネットユーザーは、「一方は閉鎖され、他方はマラソンを開催している。これは『一市二制』だ」と嘲笑した。

(翻訳・藍彧)