中国河北省石家荘市で、豪雨により村の牌楼が突然倒壊した。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国河北省石家荘市で、豪雨により村の牌楼(はいろう)が突然倒壊し、12メートルの高さからセメント瓦が落下し、雨宿りしていた9人の市民、8人が死亡、1人が負傷した。

 河北省石家荘市当局3日夜の公表によると、地元の大嵐と豪雨の影響で、同市鹿泉区上庄鎮台頭村の牌楼の屋根が2日夜6時28分に突然倒壊し、牌楼のセメント瓦が12メートルの高さから落下し、雨宿りをしていた9人の民衆を押しつぶし、うち8人が死亡、1人は病院に運ばれたが、命の別状がなかった。

 現場の動画によると、牌楼が倒壊したとき、真ん中が先に割れ、「清水湖村」と刻まれた額が落下し、続いて4本の石柱が倒れて割れたという。

 事故後、牌楼の屋根の大部分が失われ、地面には鉄筋とコンクリートが散らかっていることが、ネット上の写真で確認できる。

 清水湖村の村委員会によると、牌楼は建てられてから10年以上が経過しており、倒壊する前には何の兆候もなかったという。当局は倒壊原因を調査中で、詳細はまだ公表されていない。

 同市では最近、他に似たような事故も発生している。あるネットユーザーが2日に投稿した動画には、通行車両や歩行者が多い石家荘市の大通りに、突然突風が吹き荒れ、おから工事のビルの外壁が崩落し、地面に激しく叩きつけられ、幸いにも車両に当たる程度だったが、電動スクーターに乗っていた男性は慌てて停まり、戸惑っていた。

(翻訳・藍彧)