迫害の真相を紹介する横断幕(法輪功学習者より)

 日米豪印首脳会合(クアッド、QUAD)は24日、東京で開催される際、多くの法輪功学習者が国会議事堂の前で、中国共産党による23年にわたる法輪功学習者への残酷な迫害を人々に明らかにした。

 法輪功は、法輪大法(ファールン・ダーファー)とも呼ばれる。1999年7月20日、中国共産党の江沢民総書記(当時)の指示で、一方的に法輪功学習者への弾圧を決めた。これは文化大革命以来、最大の政治運動であり、これまで約1億人超の法輪功学習者が迫害を受けている。中国共産党は多くの法輪功学習者の臓器を強制摘出し、臓器売買していることが明らかになった。2006年7月6日、カナダ議会議員デービット・ギルガー氏と国際人権弁護士デービット・マタス氏がカナダ議会で記者会見を開き、中国における法輪功学習者の臓器を生きたまま強制摘出する告発が紛れない事実であると調査結果を発表した。また、臓器摘出は、病院地下の秘密収容所で行われており、摘出された人は、生きたまま焼却炉で処理されていたことが、証言者によって明らかにされた。この迫害は今日も続いている。

迫害の真相を紹介する横断幕(法輪功学習者より)

 今なお、中国大陸にいる多くの法輪功学習者が強制労働教養所や精神病院などに監禁され、数千万もの学習者が拘留、拷問、死の危険に直面している。

 中国共産党による人権弾圧、臓器狩りに直面する法輪功学習者たちは最近、一連の活動を行っている。その活動の1つとして、23日から24日にかけて、法輪功学習者が国会議事堂の前で、「江沢民に法の裁きを」という江沢民元中国共産党党首を制裁するよう呼びかける署名活動を行なった。

迫害の真相を伝えている法輪功学習者(法輪功学習者より)

 今年4月24日、台湾法輪大法学会の朱婉琪弁護士は、「中国人による江沢民への刑事告発を支持するグローバル署名活動」の最新統計結果を発表した。朱弁護士の発表によると、台湾、日本と韓国からの署名が最も多く、台湾134万1,107人、日本96万9,527人、韓国67万8,046人で、日本の署名は世界全体の4分の1を占めている。

(看中国記者・黎宜明)