黄さん(九派新闻より)

 中国東方航空機の墜落事故は現地時間21日午後2時22分頃発生した。雲南省昆明から広東省の広州に向かっていた中国東方航空5735便が、広西チワン族自治区梧州市藤県(とうけん)の上空で突然、急スピードで垂直落下し、広々とした鉱区に墜落した。乗客123名と乗員9名が搭乗していた。現時点では死傷者は確認されていない。

 中国メディアによると、墜落のスピードが速かったため、地上の航空管制センターに連絡する時間もないまま、レーダー信号が消え、地上との連絡が途絶えたという。

 藤県の鉱区関係者が撮影した動画には、飛行機が空から猛スピードで落下している様子が映っている。

 この航空事故で、災難を免れた乗客が1人いた。

 雲南省腾冲市の黄さん(24歳、男性)は本来、腾冲から昆明への便に乗り、昆明から広州へのMU5735便に乗り換える予定だった。しかし、天候が悪かったため、腾冲から昆明への便が欠航し、チケットをキャンセルしたことで、事故便に搭乗することを免れた。彼は「ご心配をかけてすみません、皆さまのご関心に感謝します。飛行機に乗った皆さんも無事に戻ってこられることを願っています!」と語った。

(翻訳・徳永木里子)