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 「漁舟唱晩」は古箏の曲の一つである。曲名は唐代の有名な詩人王勃(おう ぼつ、650年―676年)の作品「滕王閣序」に由来する。この曲は1930年代に婁樹華氏(1907年―1952年)が「帰去来兮辞」に基づいて作成したものであり、今までずっと流行している。

 この曲は穏やかな曲調を用いて、夕焼けの中に漁師が舟を操作して家に帰る時楽しさいっぱいの雰囲気を表現している。

注:
「・・・落霞與孤鶩齊飛,秋水共長天一色。漁舟唱晚,響窮彭蠡之濱;雁陣驚寒,聲斷衡陽之浦。・・・」(唐・王勃 「滕王閣序」)

(文・黎宜明)