フライデンバーグ財務相(Australian Embassy Jakarta, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons)

 オーストラリアのフライデンバーグ財務相は6日の演説で、「中国は依然として、オーストラリア最大の貿易相手国であるため、オーストラリア企業は中国共産党(以下、中共)との貿易紛争がより増えることを覚悟する必要がある」と述べた。

 フライデンバーグ氏はオーストラリア国立大学のフォーラムでの演説で、これまで中共が行った一連の貿易抑制に直面してきて、オーストラリア経済は何とか回復力を示してきたと述べた。しかし同時に、オーストラリア企業と最大の貿易相手国である中国との関係がより緊張したものになるにつけれて、中国経済への過度な依存のリスクを分散させるために、オーストラリアは中共の日増しにエスカレートする戦略的脅威から身を守るには、自国の価値観を守り、経済を多様化させなければならないと警告した。

 フライデンバーグ氏はまた、「周知のように、中共が最近、オーストラリア経済を標的にしている。彼らはオーストラリアの農業と資源部門を標的にし、大量の原材料に関税を課し、ワイン、水産、大麦、石炭など多様な製品に影響を与えている。オーストラリアの企業が経済的回復力を高め、直面するかもしれないいかなる衝撃をも軽減するために、中国以外の輸出先に焦点を当てるべきだ」と述べた。

 オーストラリア当局は2018年から、ファーウェイの5G製品を禁止して以来、中共との関係が冷え込み始めた。その後、オーストラリア当局は新型コロナウイルス(中共ウイルス、COVID—19)の起源について独立した調査を要求したことで、両国関係はさらに悪化した。

 元オーストラリア首相のトニー・アボット氏は今年7月27日の演説で、「当初、オーストラリア政府は中共を誤信してしまったため、自由貿易協定 (FTA)に署名した。その結果、中共は約束を無視して、貿易をオーストラリアに傷をつける道具として利用した。オーストラリアの経験は、世界を呼び覚まさせる『大きな警鐘』になるだろう」と述べた。

(翻訳・吉原木子)