米下院議員マイケル・マッコール氏(Ed Schipul, CC BY-SA 2.5 , via Wikimedia Commons)

 米共和党議員らは2日、84ページある新型コロナウイルス(中共ウイルス、COVID-19)の起源に関する報告書を発表した。ウイルスの流行初期に中国共産党(以下、中共)政権が真実の情報を隠したことにより、世界各国がすぐに対応できず、重大な被害をもたらしたと指摘した。

 米下院議員マイケル・マッコール氏は3日、ニュースマックス とのインタビューで、「下院共和党が発表した新型コロナウイルスの起源についての報告書によると、新型コロナウイルスは2019年9月に武漢で感染し始めたが、中共政権は24時間以内に報告するという規定を守らず、数ヶ月間も隠蔽し続けた。これは人類史上最悪の隠蔽だ」と述べた。

 マッコール氏は「彼ら(中共政権)は、24時間以内に報告しなければならないという、2004年のSARS(重症急性呼吸器症候群)以降の国際保健規則(IHR)にしたがうと決めた。しかし、彼らは数ヶ月間もこの規則を無視した」と語った。

 また、報告書によると、衛星画像から、2019年9月に武漢で大勢の人が病院に通っていたことが確認できるという。

 これについて、マッコール氏は「多くの人が9月に病院に通っていたが、我々はウイルスの発生が(2020年)1月からだと思っていた。実際には(2019)9月にすでにあった。また、これらの症例は全て武漢ウイルス研究所付近にある」と述べた。

 「科学的な証拠によると、ウイルスは2019年9月に武漢で発生し始めた。しかし、彼ら(中共政権)は世界に知らせていなかった。その結果、450万人の死亡をもたらした」

(翻訳・吉原木子)