米下院共和党は12日午前、非公開の投票結果が出て、下院共和党で3番目に高い地位である共和党会議議長であるリズ・チェイニー氏を罷免した。現在、同職務はまだ決まっていない。

  FOXニュースによると、ワイオミング州選出の共和党連邦下院議員であるチェイニー氏は、トランプ前大統領に強い反発を続けていることで、多くの同僚から反感を買い、共和党内で分裂的な局面を作ったという。1月6日の「連邦議会議事堂の襲撃事件」 後、チェイニー氏はトランプ氏の弾劾に投票し、「継続的に」反対すると表明した。今回罷免された同氏は、前大統領が二度と大統領執務室に近づかないように「全力を尽くす」と再び語った。

 テキサス州連邦下院議員のブライアン・バビン氏は11日、チェイニー氏の罷免は彼女を黙らせるためではなく、共和党が団結して民主党の社会主義的なアジェンダに対抗するためであり、国家を社会主義的な未来から救うためであると述べた。

 米国下院の共和党党首であるケビン・マッカーシー議員も10日に、議会の共和党員に手紙を送り、共和党は内部で争うのではなく、団結すべきだと述べた。「私たちの焦点は、2022年に下院を奪還し、米国に対する約束を実施することに当てたいとずっと願っている」

(翻訳・藍彧)