中国共産党の肝臓移植専門家の臧運金氏が2月26日未明に死亡した。(ネット写真)

 中国共産党の肝臓移植専門家の臧運金氏が2月26日未明に死亡したと公式発表されたが、死因に言及しなかった。情報筋によると、飛び降り自殺であるという。

 青島大学付属病院は2月26日午前4時40分、青島大学医療グループの臧運金副院長(57歳)が青島大学付属病院で死去したと発表した。しかし、死因は説明されていなかった。

 地元の情報筋は大紀元時報に対し、臧運金氏が2月26日にビルから飛び降り自殺したことを暴露した。

 中国メディア「医学界」も27日、臧運金氏が飛び降り自殺したと報じた。臧運金教授の葬儀担当者3人に連絡したが、いずれも「(死因が)分からない」「何とも言えない」との回答であった。

 同報道によると、臧運金氏は山東省済南市千佛山病院、北京武警部隊総病院、北京佑安病院、青島大学付属病院などの複数病院で肝臓移植の責任者を務め、少なくとも2600例の肝臓移植手術を行っていたという。

 2000年から、臧氏が勤務していた複数の病院での肝臓移植手術件数はいずれも地域1位になっていた。

 外部の報道によると、中国共産党は2000年から大規模に法輪功学習者の臓器を強制的に摘出し始めたという。江沢民政権は1999年から法輪功学習者を組織的に迫害し始め、法輪功学習者からなる「臓器提供者バンク」を設立し、血なまぐさい虐殺によって大規模な臓器移植産業を急速に発展させた。中国のほぼすべての臓器移植施設が「生体臓器狩り」の産業チェーンに関与している疑いがあるという。

 臧氏が北京武警部隊総病院の肝臓移植研究所に勤務していた頃、「臓器摘出」の責任者の一人として、法輪功迫害追跡国際調査国際組織(WOIPFG)にリストアップされていた。当時、WOIPFGは公開情報を引用し、臧氏は少なくとも1570例の肝臓移植を行い、山東省済南市千佛山病院で44例の肝臓摘出に関わっていたという。また、天津第一中心病院では、男性ドナー1,591人、女性ドナー9人、平均年齢34.5歳の計1,600人の肝臓摘出に携わっていた。

 「内幕を知りすぎて口封じのため、自殺を装って殺された」というツイッターユーザーもいれば、「臧氏が2600件以上の肝臓移植手術を行ったなんて、どこでそんなに多くのドナーを集めたのか」と疑問視するネットユーザーもいた。

 中国では、移植専門家がビルから飛び降りる事件が多発していると噂されている。

 2007年5月、上海第二軍医大学の有名な臓器移植専門家の李保春氏は、病院の12階から飛び降り自殺した。

 2010年、中国腎臓移植の元祖である黎磊石氏(84歳)は、南京の自宅の14階から飛び降り自殺した。

 2014年3月24日、上海腫瘍病院泌尿器科副部長の張世林氏は8階の自分のオフィスの窓から飛び降り自殺した。

 2010年には、関係者によると、臓器移植に関わった医師の多くが、長期的な不眠症、寝汗、悪夢など、似たような病態を発症していたことが明らかになった。ネットユーザーは、これが悪事に報われた悪報だと考えている。

(翻訳・藍彧)