ジョー・バイデン大統領(Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons)

 ジョー・バイデン大統領は、ホワイトハウス入り初日の1月20日に、ドナルド・トランプ前大統領から非常に寛大で慈悲深い手紙をもらったと述べた。

 バイデン氏はホワイトハウスで記者団に対し、「トランプ大統領は非常に寛大で慈悲深い手紙を書いてくれた」と述べ、手紙の内容については触れなかった。

 「手紙はプライベートなものなので、本人に連絡(許可)を取るまではお話できないが、これ(手紙の内容)はとても慈悲深かった」

 ドナルド・トランプ元米大統領とメラニア夫人は、水曜日にワシントンに別れを告げて、フロリダ州のパームビーチ島にあるマー・ア・ラゴ別荘に行った。トランプ氏とメラニア氏は出発前、バイデン氏とその夫人ジル氏のためにそれぞれ手紙を残した。トランプ氏のジャド・ディア報道官は、大統領間の通信の機密性を理由に、内容の公表を拒否した。

 元大統領が後継者のために手紙を残す習慣は、米国の政権移行プロセスにおける伝統である。

 バイデン氏は記者団に対し、執務室(オーバルオフィス)での初日に「大胆な」行政行為に署名したと語った。

 バイデン氏は就任後数時間で、パリ協定(気候変動)への復帰命令、世界保健機関(WHO)への復帰、複数の化石燃料工事許可の取消、不法移民の強制送還の一時停止、連邦政府の学生ローンの支払いの一時停止、住宅の差し押さえと立ち退きの遅延、マスクの着用義務など、17の行政行為に署名した。

 バイデン氏は「今日のように始まる時間はない」と言った。

(翻訳・藍彧)

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