マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業したインド系アメリカ人の科学者で、マサチューセッツ州の上院議員候補のシヴァ・アヤドゥライ(Shiva Ayyadurai)博士(Photo taken by Darlene DeVita in Boston, MA. Media file by Rocky Acosta., CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

 11月10日、マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業したインド系アメリカ人の科学者で、マサチューセッツ州の上院議員候補のシヴァ・アヤドゥライ(Shiva Ayyadurai)博士は、自分のYouTubeチャンネルで2020年米大統領選挙のデータ解析を生中継し、現在90万人以上の視聴者を獲得している。

 アヤドゥライ博士のチームはミシガン州の4つの郡の選挙データを解析したが、そのうち3つの郡は明らかなソフトウェア修正の痕跡があった。共和党の支持率が高ければ高いほど、ソフトウェアが改ざんされる割合が高いことも分かった。

 分析の結果、少なくとも6万9000人の支持票がドミニオン(Dominion)投票機のソフトウェアによって改ざんされた。つまり、トランプ支持票は6万9000人削減され、バイデン支持票はソフトウェアによって6万9000人増加した。これは、トランプ氏のリードがソフトウェアによって13.8万票削減されたことになる。

 有権者が最も多いオークランド郡では、事前投票2万票と投票日当日に投票した1万票を合わせた3万票が改ざんされた。また、マコーム郡では約1万6000票がソフトウェアによって改ざんされており、事前投票の1万4000票と投票日当日に投票した2,000票が含まれている。また、ケント郡でも2万2500票が改ざんされた。

 アヤドゥライ博士のチームは、一般的にトランプ大統領の得票率が共和党議員の得票率より平均7%程度高いことを観察した。これはトランプ氏の支持率が共和党と共和党議員より高いという長期的な観察にも符合する。しかし、共和党支持率が20%を超えると、ソフトウェアは自動的にトランプ氏の得票を減らすように改造された。そのため、トランプ氏の支持率は共和党よりも急速に低くなった。

 アヤドゥライ博士のチームは、改ざんアルゴリズムが組み込まれた開票ソフト「ドミニオン」だけではなく、一般的に使われている開票ソフトの中にも改ざんが組まれたことを発見した。候補者Aの票を候補者Bに計算するアルゴリズムは2001年に開発‧運用されている。

 シヴァ・アヤドゥライ博士は「現在の開票過程には穴と弱点が多く、開票ソフトウェアはオープンソースソフトウェアであるべきであり、すべてのプログラムコードが公開されるべきである。また、票を処理するカード読み取り機は、カードを読んですぐに廃棄するのではなく、票画像のファイルを保存しなければならない。投票画像の破棄は連邦法に違反する」と述べた。

 アヤドゥライ氏博士はトランプ氏とバイデン氏の選挙チームに「ミシガン州で解析したところ、投票機がアルゴリズムで69,000枚のチケットを移した可能性がある。われわれは貴方と一緒にこの解析結果を確認したい」と呼びかけた。

(翻訳・柳生和樹)