メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領(通称:アムロ)(Agencia de Noticias ANDES, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons)

 メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領(通称:アムロ)は11日記者会見で再び、民主党候補バイデン氏へ祝意を表すことを拒否した。

 アムロ氏は少数ながら、未だにバイデン氏に祝辞を送っていない国家指導者の一人である。彼は11日の記者会見で、トランプ氏が起こしている投票における法律闘争の結果が出てから祝辞を送るという考えを示した。

 アムロ氏の態度は一部の民主党員を不安にさせた。アムロ氏は「われわれは我が国の原則を堅持する。われわれは植民地ではなく、自由で、独立した主権国家である。メキシコ政府はいかなる外国政府の操り人形ではない」と意を固めた。

 2020年米大統領選に不正行為が暴露されてから、トランプ陣営は正式に法律訴訟を進めた。しかし、米複数の左派メディアが7日、まだ公式に次期大統領が公開されていない時に、民主党候補者バイデン氏の「当選」を発表した。その後、複数の国家指導者がバイデン氏に祝賀メッセージを送った。

 これに対し、アムロ氏は記者会見において、祝辞を送るのはまだ早いとし、選挙はまだ法律プロセスの途上であり、最終結果を待つと述べた。

 彼は「米大統領選の結果がまだ出ていない時に、安易に態度を示さず法律プロセス終了まで、民主自決の権利を尊重すべきだ」と強調した。

(翻訳・北条)