万里の長城(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 中国共産党(略称:中共)は中国と混同してはなりません。中共が解体してからこそ、中国はその本当の姿を世界に見せていきます。この日が近づくにつれて、中国はますます世界に注目されるようになります。読者の皆様とともに、中国の歴史と未来を読み解くことが、我々「看中国(ビジョンタイムズ)」の歴史的使命なのです。

 世界の情勢は2020年で一転しました。アメリカ政府は、中共と自由な世界が共存できないことをすでに認識しており、中共を終結させるためにいかなる犠牲も惜しんでいません。

 歴史は絶え間なく流れる大きな川です。その川の上空から、川の上流を俯瞰すると、今起こっているすべてが、歴史上に伏線を張り巡らしているのが見えるでしょう。

 2つの対立する価値観、完全に異なる革命を求め、奥底から相反する力は、約200年前からほぼ同時に世界の舞台に現れ、発展してきました。今はそのクライマックスを迎えようとしています。

 伝統に基づき、道徳基準を守る正義の力と、全人類を伝統と決別させ、変異的な観念形態を形成する邪悪の力が、約200年前に、ほぼ同時に二つの国に出現しました。初めは鮮明な対比をなし、遠く離れていましたが、それぞれの発展に伴い、対立と衝突もますます頻繁になってきました。すべてが最後の終局の布石に向っています。

 1776年と1789年、完全に異なる二つの革命が同年代で起こりました。1776年、アメリカ軍の独立戦争での勝利は、現代アメリカ合衆国の誕生を促しただけでなく、人類の近代の普遍的な価値観が国家として初めて実現することになったのです。

アメリカ独立戦争:デラウェア川を渡るワシントン、エマヌエル・ロイツェ画(Wikimedia Commons / Emanuel Leutze / Public domain)

 1789年のフランス革命はもう一つの力の現れです。フランス革命で、なぜか暴力と恐怖は強引に美化され、そして個人の命は蔑ろにされました。

フランス革命:1792年7月28日のロベスピエール死刑執行をもって恐怖政治は終了した(Wikimedia Commons / Unknown author / Public domain)

 アメリカ独立革命は人類の伝統的信仰と道徳の存続となり、一方でフランス革命は人類の信仰と道徳の壊滅となり、社会覆滅を狙います。

 100年が経ったアメリカは新興国から世界最大の経済大国まで発展を遂げました。フランス革命で現れた力も、社会主義や共産主義と名乗ってその影響力を拡大してきました。

 この2つの勢力は1917年という節目に、主役として再び注目を浴びました。

 1917年4月、アメリカはドイツへの宣戦布告をもって、第一次世界大戦の行き詰まりを打破しました。アメリカが建国以来初めて、世界の舞台で調停者と警察官の役を演じました。

 同年11月、レーニンはクーデターを起こし、ロシア臨時政府を覆しました。ロシアで政権を掠奪した邪悪の力はソビエト連邦となって現れました。

 第二次世界大戦中、東ヨーロッパとロシアの人々が苦しんでいたさなかに、ソビエト共産主義は力を増し、その支配は東ヨーロッパまで拡張しました。同様に、中国の人々も苦痛を経験しましたが、最大の利益獲得者が中国共産党でした。中共は1949年に中国の政権を横取りしました。

 第二次世界大戦後、アメリカは本格的に国際社会において正義と警察官の役を演じ、正義と邪悪はそれぞれ、アメリカとソビエトという形で、世界規模の範囲での対抗を続けてきました。

 1991年12月、ソビエト連邦が崩壊しましたが、これはあくまでも、邪悪勢力の入れ替えに過ぎませんでした。世界各国の油断により、邪悪勢力の新たな代弁者・中共は、仮面をかぶってこっそりと登場しました。

 2020年は大事な年です。100年ぶりの大規模な伝染病、40年間の米中関係の不確定な今後の動向、アメリカで発生した未曾有の暴動、アメリカ左翼の「マルクス主義」明言など、目まぐるしい変化が今年に現れました。

 今年は、2つの勢力の対抗はさらに複雑になり、共産主義は欧米諸国への大規模な浸透工作で、内部からの転覆を企んでいます。

 アメリカで左翼は、警察の不適切な拘束方法事件を「人種差別」だと煽り、混乱を招きました。デモ参加者らは歴史人物の彫像を破壊し、アメリカの国旗とバイブルを焼却しました。左翼の学者はアメリカの歴史を改ざんし、政治家はアメリカの転覆を呼びかけています。

 これらの出来事はアメリカの伝統を否定しており、その背後には、アメリカの伝統を転覆しようとする邪悪勢力が隠れています

 200年間の2つの勢力の布石を振り返ってみると、歴史は今日のために作られてきたようです。アメリカがナチスに勝ち、冷戦に勝ったのは、終局前の決戦に備えているからです。歴史上の重大な時期に偶然な事件が起こるはずがありません。アメリカ大統領選も同様です。中共の干渉は実りません。

 米国と中共の対抗は、ただの政府間の対抗ではありません。長らく続いた正義と邪悪の戦いの一環であり、人類の伝統を守るか壊すかの戦いの一部です。

 邪悪の力は凄まじい勢いで押し寄せ、恐怖を感じさせます。しかし、道徳からかけ離れているため、長い目で見ると、必然的に失敗します。

 しかし、すべての人は「正義か邪悪か、善か悪か」の選択に必ず迫られます。その選択は自らが成就するための道のりでもあります。

 中共は、14億人の中国人を統制していると勘違いしています。神様から伝わる五千年の文化で育てられてきた中国人は、邪悪な共産主義と対抗しこれを打ち負かすことでしょう。今まさに伝統に回帰するブームが世界中に到来しています。現在、中国共産党とその関連組織を脱退した人は、3.6億人を優に超えました

 この歴史上の肝心な時に中国人の「選択」は重要です。その選択は、自らの運命を左右するだけでなく、世界にも影響し、変化させていきます。

 中国人と同様に世界中も中国を見ています。読者の皆様とともに、中国の歴史、文化、そして未来を見取り、善か悪か、正義か邪悪か、未来に向って有益な選択をすることが、われわれ「看中国(ビジョンタイムズ)」の歴史的使命です。皆様とともに、歴史上の最も重要な時期を見届けていく証人になりましょう。

(文・夏聞/翻訳・常夏)