9月30日の夕方、中国の雲南省昆明市の市街地で、マグニチュード4.3の地震が発生ました。震源が浅く、人が多く集まる市街地の近くだったため、多くの住民が強い揺れを感じたと訴えています。建物は激しく揺れ、大きな音もしたため、多くの人があわてて外に避難しました。建物の一部が大きく壊れたり、落ちた物が止まっていた車に当たる被害も出ています。この日は、四川省、貴州省、青海省でも地震が続けて発生しました。

 中国地震台網によりますと、地震は現地時間の9月30日午後6時31分に発生しました。震源は昆明市盤竜区で、市中心部からおよそ5キロの近さでした。震源の深さは10キロです。

 ちょうど帰宅時間と重なったこともあり、ネット上には揺れの大きさを伝える投稿が相次ぎました。市民からは、「すごく怖かった。建物全体が揺れた」「縦揺れで頭が真っ白になり、足がガクガクして止まらない」「家の中で物がガシャガシャと一斉に音を立て、自分がフライパンの上で揺すられているみたいだった。テレビも倒れそうになった」「何かが爆発したような音とともに体が跳ね上がった」といった声が上がっています。地下鉄の駅でも強い揺れを感じたという人がいて、「大きな壁が倒れてきたような揺れだった」との投稿もありました。さらに、「家具が全部動いた」「外では水道管まで破裂していた」とする書き込みも見られました。

 大きな音を聞いたという人も少なくありません。市内の各地からは、「駅の近くで揺れがとても強く、ドーンという大きな音がした」「家がこれほど激しく揺れたのは初めてで、ゴゴゴッという低い音も響いていた」「爆発のような大きな音がした」「ドーンという音とともに床が揺れ、ガラスが割れる音も聞こえた」など、揺れと同時に大きな音がしたという証言が各地から寄せられました。

 ネット上に出回っている動画には、住民が次々と路上に避難する様子が映っています。ある市民は、「オフィスの壁が全部ひび割れて、廊下のタイルも剥がれ落ちた」と話しています。現地メディアによりますと、盤竜区のあるマンションでは、揺れを感じた住民がすぐに建物の外へ飛び出し、敷地内の広場に避難しました。建物の外壁の一部が壊れているのに気づいた住民もいたということです。夜になっても、不安から家に戻れず、外で過ごす人が大勢いました。

 発表された地震の規模については、疑問の声も上がっています。あるユーザーは、「マグニチュード4台前半とは思えず、5以上あったように感じた」と投稿しました。また、別のユーザーは、この日の午後3時ごろ、子どもを迎えに行く途中で地震雲のような雲を見たとしています。そのときは気にしなかったものの、「まさか本当に地震が起きるとは思わなかった」と投稿しました。

 9月30日は、昆明以外の地域でも地震が相次ぎました。午前0時3分には四川省高県でマグニチュード3.1の地震があり、震源の深さは7キロでした。午後7時21分には青海省海西州でマグニチュード3.1の地震が発生し、震源の深さは10キロでした。さらに午後9時3分には、貴州省威寧県でマグニチュード3.6の地震が起き、震源の深さは15キロでした。

 その前の2日間にも、中国各地で地震が続いていました。9月28日午前0時43分には青海省興海県でマグニチュード4.8の地震が発生し、同じ日の午前2時29分には雲南省寧蒗県でマグニチュード3.4の地震が発生しました。翌29日には、午後4時25分に河北省大城県でマグニチュード2.2、午後9時26分に内モンゴル自治区アラシャン左旗でマグニチュード3.7の地震が発生しています。

(翻訳・吉原木子)