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 台湾中央社4月28日の報告によると、英国のサウサンプトン大学(University of Southampton)による調査では、もし中国当局が1月上旬に新型コロナウイルスがヒトからヒトへの感染を隠蔽した時から予防対策を開始したなら、感染症の蔓延を95%抑えることができたことが分かった。

 当調査では、中国本土での感染症対策を1週間、2週間或いは3週間前から予め実施することができたら、確診された患者数はそれぞれ66%、86%、95%減少することができ、感染地域も著しく減少できると示された。

 当調査チームの責任者であるアンディ・タテム(Andy Tatem)教授は、中国が1月23日に実施した都市ロックダウン対策がもし1か月遅れると、新型コロナウイルス感染症の流行状況は現在より70倍にも深刻になる恐れがあるだろうと示した。

 豪州メディアのヘラルドサン(The Herald Sun)によると、中国共産党の新型コロナウイルス感染症への対応に対する国際的な怒りが高まり、北京当局への損害賠償請求も相次いている。現在、1,000人を超えるオーストラリア人が中国共産党への集団訴訟に参加している。訴訟を主導する弁護士によると、中国共産党による感染情報の隠蔽は訴えの焦点となり、賠償金額は10兆豪ドル(日本円で約682兆円)と主張している。

 オーストラリア保健省によると、5月2日午後3時時点で、オーストラリア全土で累計6,783人の感染が確認され、93人が死亡した。

(翻訳・玉竹)