(イメージ:YouTubeスクリーンショット)

 武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症、COVID−19)が世界的に蔓延している中、防疫の実績が非常に優れている台湾は国際的な好評を受けており、現在、台湾の防疫の経験は各国のメディアに報道され、各国政府の参考となっている。米国在住の中国人実業家・投資家・郭文貴(グオ・ウェングイ)氏は2日の生放送で、台湾の防疫実績が全世界に好評を博したのは、「中国共産党を信じない」からであり、欧米諸国が大規模に感染したのは「中国共産党を信じたため」だと述べた。

欧米の危機的状況

 郭氏は2日の生放送で台湾の防疫の実績を取り上げ、「なぜ台湾の防疫が効いたのか?その原因は、共産党を信じないから。この手だけで効いた!千の手は一の手に及ばない!欧米諸国のパンデミックの根本的な原因は、共産党を信じてしまったことにある。『共産党を信じ、火葬場に入った』そうでしょう?」と述べた。

 アメリカでは現在、武漢肺炎を確認された感染者が33万人を超えた。ニューヨーク州ではさらに深刻で、確診された感染者は12万人を越えた。武漢肺炎が大流行する前にニューヨークを離れた郭氏は、感染が蔓延する前にニューヨークを離れた最初のひとりであると述べ、次の4~6週間、ニューヨークの流行はおそらく大爆発を続けていくだろうと予測した。

 中国政府の発表した感染者数の不確実さの反面、ニューヨークの感染に関するすべての数字は絶対的に真実であり、「これらのデータはウイルスを解決するのに最も有利であり、感染が収束した暁には、最も良い安保、検査、薬剤、専門家たちがこのニューヨークに集まります。」とも述べた。

 また、郭氏は、北京政府が14億人の中国人を犠牲者にして、マスクや食糧を買い占め、国難に乗じて儲けようとし、偽マスクや偽手袋、偽医療設備を製造したことを厳しく非難した。「いち民族、いち国家が、自らの信用と子供の未来を、最も速いスピードで世界中の注目の下で葬ることなんて、見たことがありません!中国(共産党政権)だけだ。わずか4週間で、世界中が中国製のマスクや医療物資を拒否するようになった。中国人に与える傷はどれほど深刻か」

親中共派に偽データを提供され、英国皇太子、首相と三大家族の当主が感染

 また、CredereMediaの3月31日の報道で、郭氏の先日の説明によると、習近平の演説の内容や共産党内部の武漢肺炎について発表するデータを多くの国の代表に事前に伝え、それらの国を共産党の会議までの準備に協力させ、警戒と防備にも協力させたという。

 郭氏は、「共産党は結局、全世界で一帯一路を推進し、各国の税金軽減を狙っているのです」と述べた。しかし、G20に参加している政府高官からの情報によると、各国間で連盟的組織を作り始め、今後中国に対する措置を講じる可能性があるという。

 武漢肺炎の蔓延を受け、各国、特に深刻な被害を受けたイギリスは、北京政府に対する警戒を始めた。郭氏は次のように強調した。イギリスで一番悲しいのは、『BBC』を始め、全国のメディアのほとんどが北京政府のデータを引用し、武漢肺炎の流行と拡散を防ぐことが遅れた。「結局、全国の上から下まで、バッキンガム宮殿といくつかの大富豪の家族に感染し、イギリスの四つの名家のうち、三つの名家の当主はすでに感染した。これはすべてイギリスがメディアにミスリードされた代価である。」と郭氏は主張した。

 郭氏は先月の放送で、ジョンソン首相の態度がイギリスを窮地に陥れ、武漢肺炎の蔓延を引き起こしうると批判し、「ジョンソン首相は絶対に中共に騙され、中共に買収された官僚の人達を信じてしまうのでしょう」と述べた。

 郭氏は、もし最後に、イギリスでの死者が数十万、数百万人も出たら、真っ先に攻撃されるのはアジア系の人と中国人であり、中国ウイルスや中国人ウイルスと定義される場合は、攻撃される恐れがあると指摘した。そのため、郭氏と元ホワイトハウス首席戦略官兼上級顧問のスティーブン・バノン(Steve Bannon)氏、アメリカ上院議員のマルコ・ルビオ氏らは、中国共産党政権と中国国民の違いを外部に明らかにし続けてきた。

(翻訳・柳生和樹/常夏)