(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 マイクロソフト社は2月12日、Windows 10のセキュリティ更新プログラムをリリースした。今回のパッチは、過去最高となる99件の脆弱性を対処している。

 マイクロソフト社の公表によると、この修正の内容は主に、Webブラウザ「Internet Explorer(IE)」に関連するリモートコード実行(RCE)の脆弱性「CVE-2020-0674」に対処すること。ゼロデイ脆弱性はコンピューターに大きなセキュリティ上の危険をもたらすため、個人データのハッキングを防ぐのにすべてのWindows 10ユーザーに速やかに適用することが推奨される。

 ブラウザゼロデイパッチの修正に加えて、ほかに98のセキュリティ更新プログラムもリリースされた。この更新は主にセキュリティの修正であり、新しい機能は追加されていない。今回のセキュリティ修正は近年で最大規模となるが、過去数か月間の更新によるバグは修正されていない。

 このアップデートは必須ではないため、マイクロソフトはユーザーが各自アップデートを手動でインストールする必要があると注意喚起している。

(翻訳・宛 漣音)