河南省の複数の製粉工場はこのほど、「2023年の新しい小麦は一切受け付けない。古い小麦のみ受け付ける」と発表した。これに対し、関連部門は市場の選択であり、干渉する権限はないと回答した。

 中国公式メディアによると、河南省商丘市虞城県のある製粉工場は、「2023年の新しい小麦は一切受け付けない」という声明を発表した。また、河南省三門峡市のある製粉工場も同じ声明を出したという。同工場の責任者によると、発芽した小麦で作った粉はネバネバしており、口当たりが悪いという。

 製粉工場が新しい小麦を拒否することについて、河南省食糧・物資備蓄局はこれらの製粉工場は私営企業であり、新しい小麦の拒否は市場の選択であり、政府は干渉する権利はないと表明した。

 これに先立ち、河南省では小麦の収穫期に大量の収穫機が収穫に駆けつけたが、高速道路の料金所で妨害を受けた。その後、連日の雨に見舞われ、農民たちは深刻な被害を受けた。

 多くのネットユーザーが農民たちに対する同情と関心を表した。

「だから、農民の仕事は大変だって言われている。小麦が発芽したら売れないし、湿った小麦を干す場所もない…」

「一年働いて、いろいろなコストを計算して、働かないほうがましだよ」

「1つの料金所が農民たちにこのような巨大な損失をもたらした。誰が責任を取るのか」

(翻訳・吉原木子)