天津市津南区で31日、ある住宅地の地面に突然大きな亀裂が生じ、路面が隆起してひび割れ、一部の建物が陥没した。地元住民によると、数棟の建物が影響を受け、約4,000世帯の住民が避難したという。


 中国公式メディアの報道によると、5月31日の18時20分、天津市津南区碧桂園団地の一部の道路が隆起し、一部の芝生の路面がひび割れ、地下駐車場には壁の亀裂や浸水が生じたという。

 地元住民が投稿した動画によると、状況は非常に深刻で、多くの人々が家に帰れず、野宿するしかない。わずか24時間も経たないうちに、建物の傾斜はますます大きくなり、エレベーターも漏電し始め、地面も広範囲に亀裂が生じていることが分かった。

 地元住民によれば、団地の近くで地熱井(地熱発電の熱源となる井戸)を掘っていたことが地面の亀裂や建物の陥没の原因だという。具体的な原因はまだ調査中だ。

(翻訳・吉原木子)