遼寧中医薬大学付属病院で2日午前9時53分頃、「銃乱射事件」が発生した。(ネット写真)

 遼寧省瀋陽市の病院で2日、銃乱射事件が発生し、医師が重傷を負い治療を受けている最中に、犯人はその場で逮捕された。動機などはまだ不明。

 瀋陽公安当局によると、瀋陽市皇姑区にある遼寧中医薬大学付属病院で2日午前9時53分頃、「銃乱射事件」が発生した。馬姓の男性(66)が改造した釘打ち銃を持って、病院に押し入り、白姓の医師1人を撃った。男性はその場で逮捕され、凶器などが押収されたという。

 同事件は瞬く間に話題となり、あるネットユーザーが「病院は混乱しており、看護師らがトイレに隠れている。襲われたのは消化器内科の主任医師だ」と暴露した。これに対し、病院側はメディアの取材を拒否し、具体的な情況は答えられないとした。皇姑区公安当局も事件に関して、今のところ何も話せないと表明した。

 公開された資料によると、遼寧中医薬大学付属病院は1956年に創立され、医療、科学研究、教育、予防、保健、リハビリなどが有する三甲医院(最高クラスの病院を意味する)で、従業員は2594人に達するという。

(翻訳・吉原木子)