「テスラ モデル3」中国でのラッピング(Jengtingchen, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons)

 電気自動車大手テスラ(Tesla Inc.)はこのほど、中国の第1号店で旗艦店だったショールームを閉鎖した。情報筋によると、テスラ社は中国での営業戦略を調整したという。

 ロイター通信2日の報道によると、北京市中心部の高級ショッピングセンター僑福芳草地にあるテスラの旗艦店が閉鎖された。元の業務は1キロ離れた来福士店に移転したという。

 閉鎖した第1号店は2013年にオープンし、18年に改装され、モールの2フロアを占めるまでに拡張されていた。

 ロイターは9月、感染拡大による来客数の大幅な減少を受け、テスラが北京など都市部の高級ショッピングセンターの一部店舗の閉鎖を検討していると報じた。

 現在、テスラは中国に242店舗を展開しており、そのうち北京には17店舗がある。しかし、テスラの中国店舗の半数以上はスペースが限られ、家賃が高い地域に位置しており、その中には現在閉店している僑福芳草地店も含まれている。

(翻訳・吉原木子)