金田貯水池は緊急放水、たちまち下流の両岸の町や農地が水浸しになった。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国広西チワン族自治区桂平市の西江上流にある金田貯水池が12日、緊急放水したが、下流の都市に1時間の早期警報時間しか与えなかった。その結果、放水された洪水によって、多くの町や農地が浸水した。

 中国公式メディアの報道によると、広西チワン族自治区で12日9時、洪水の青色(注)警報が発令されたという。それによると、左江、郁江、柳江下流、西江中下流の本流、紅水河、桂江下流、賀江などの河川で2メートルから5メートルの増水が観測され、そのうちの黔江(けんこう)、賀江、南流江上流、思勤江など7つの河川の観測所で警戒水位を0.01から1.05メートル超えた洪水が観測された。その後の24時間で、桂平市から梧州市までの西江中下流域の全区間の水位が警戒レベルを超え、西江の2022年第3号洪水を形成した。

 西江の桂平市から梧州市までの区間は約200キロメートルあるという。つまり、この全区間の川水が越水し、川沿いの町や農地が冠水になったという。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、桂平市の西江上流域の河川は連日の大雨で水位が上昇し、警戒水位を超えたため、金田貯水池は緊急放水しなければならなかったが、下流の都市の住民には1時間の早期警告時間しか与えなかったという。放水ゲートが全開され、滔滔とした黄色い水が流れ落ち、たちまち下流の両岸の町や農地が水浸しになった。

 注:中国の警戒信号のレベルは、一般的に気象災害がもたらす危害の程度、緊急度、展開状況に応じて、Ⅳ(一般)、Ⅲ(軽度)、Ⅱ(重度)、Ⅰ(特に重度)の4段階に分けられ、青、黄、オレンジ、赤の順に表示される。 

(翻訳・藍彧)