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 中国におけるCOVID-19の感染状況は今月17日から増加傾向にあり、これまで北京を含む少なくとも11の省に広がっている。武漢マラソンの延期が発表されたのに続き、来るべき北京マラソンも延期を余儀なくされた。今、来年2月に開催される北京の冬季五輪が中止になるのではないかと注目されている。

 10月初めの大型連休が終わって1週間が過ぎた頃、中国では感染が再び蔓延するというニュースが流れた。中国中央テレビ(CCTV)によると、18日に上海を出発した自由旅行者7人が西安市で感染を確認され、途中で合流した1人も感染していたことが今回拡大の感染源だったという。
その後、感染が急速に拡大し、1週間足らずで、陝西省、寧夏省、内モンゴル自治区、北京市、甘粛省、湖南省、貴州省、河北省、湖北省、青海省に広がった。今週に入ってから、浙江省、甘粛省、雲南省などにも広がっている。

 中国衛生健康委員会(日本の厚生労働省に相当)の米鋒報道官は、17日以降、中国国内の多くの地域で感染が確認され、1週間以内で11の省に波及し、さらに拡大する恐れがあると警告した。
24日に行う予定の「武漢マラソン」は、感染拡大のため、一時的に延期され、31日に行う予定の「北京マラソン」も延期された。

 また、29日~30日に行われる「北京マラソン・エキスポ」と、30日の「北京マラソンのアディダス親子走」の延期も同時に発表された。

 これらの関連ニュースを受けて、今回の感染拡大が北京冬季五輪に直接影響を与える可能性があると多くの人が考えている。「極目ニュース」によると、2022年冬季五輪は2022年2月4日から2月20日まで中国の首都北京で開催される予定。主催者側は、コロナの影響で「大きなプレッシャー」を受けていることを認めている。

(看中国記者・黎小葵/翻訳・藍彧)