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 中国不動産大手・恒大集団の問題はますます深刻になっています。サプライヤーへの未払い金は5000億元(約8.5兆円)に上り、建築、家具、広告業界など数多くの企業が巻き込まれており、債務不履行が生じれば、社会への衝撃は大きくなります。

 台湾「アップルデイリー」の公式サイト22日付によると、恒大のサプライヤーに対する債務は、主に支払手形と買掛金があります。

 両者の主な違いは、代金の支払方法と期日です。支払手形には期日がありますが 、買掛金には期日がありません。

 同報道によると、恒大は昨年の年末時点で、支払手形は2057億元、買掛金は2886億元、合計約5000億元に上り、その支払手形の2057億元はほぼ他の中国不動産の支払手形の総額になっており、銀行のローンよりも多いそうです。これらの手形の支払い期限はすべて1年以内となっており、返済のプレッシャーは大きいです。さらに、支払手形での支払い手段が多く、もし、手形が一つでも不渡りになった場合、提訴されると、債務危機は一瞬で爆発する可能性があります。

 広東省仏山市では、当局が恒大の開発したマンションについて登記手続きを中止すると発表しました。これにより、銀行から融資を受けられなくなり、恒大不動産を購入する人もローンを組めなくなりました。他の銀行も融資を渋っており、自身の子会社・金融会社も不履行になり、資金を調達できずにいるため、恒大はかなりの資金難に陥っています。

(新時代Newsより転載)