米国家安全保障担当大統領補佐官のジェイク・サリバン氏(ホワイトハウス動画のスクリーンショット)

 米国家安全保障担当大統領補佐官のジェイク・サリバン氏は20日、「Foxニュース・サンデー」とのインタビューで、「中国(共産党)が新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の起源に関するさらなる調査に協力しない場合、国際社会での孤立に直面するだろう」と述べた。

 サリバン氏は、「バイデン大統領が先週、ヨーロッパで行った外交活動の目的は、中国側に政治的・外交的圧力をかけ、最終的に厳しい選択を迫るために、世界の国々を結集している。これは我々が継続的に努力していることの核心である。彼ら(中国側)は責任を持って調査員を受け入れ、新型コロナウイルス起源の原因を調査させるか、あるいは国際社会での孤立に直面するか」と述べた。

 サリバン氏は、米国はこの調査を北京がどうするかを、待つだけに頼らず、中国(共産党)に圧力をかけ続けると表明した。

 バイデン大統領はすでに5月に、米国の情報機関が「パンデミックの起源について、感染した動物と人間の接触によるものか、実験室からの流出によるものか、という2つの可能性に絞った」との公式声明を発表した。また、情報機関に対し、「決定的な結論に近づく情報を収集・分析する取り組みを強化し、90日以内に報告する」よう求めていた。

(翻訳・吉原木子)