中国製新型コロナウイルスワクチンが度々問題を引き起こしている。

 ラジオ‧フリー‧アジア(RFA)によると、キルギス共和国外務省領事部の副領事であるバフチヤル‧シャキロフ氏(39歳)が1日に急死した。現地時間2日午前、同国保険省の元報道官であるエレナ・バヤリノワ氏はフェイスブックに、シャキロフ氏の遺族から同氏が死亡する直前、中国製新型コロナワクチンを接種したばかりで、初めての接種だったことを明らかにした。

 同日、キルギス共和国の中国大使館は公式ホームページで、シャキロフ氏の死が中国製ワクチンとは無関係であることをキルギス政府が明らかにしたとし、デマだと強く非難した。バヤリノワ氏はフェイスブックの投稿を削除し、謝罪した。しかし、翌日には「誤りというドアを閉じれば、真実も入ってこられなくなる」と意味深な投稿をした。

 中国共産党はコロナ禍発生地の責任を問われるどころか、防疫対策のリーダーに変身しようとしている。コロナ感染状況を意図的に隠蔽したのと同じ手口で、再び中国製ワクチンのリスクをもみ消そうとしているだろう。また、キルギス共和国でのワクチン問題が発生する前、中国共産党と友好関係にある隣国のパキスタンの首相と大統領も、中国製ワクチン接種後に相次いで感染している。

(翻訳・柳生和樹)