3月3日のビデオ会議で講演するバイデン米大統領(ホワイトハウス動画のスクリーンショット)

 19日、バイデン氏がアンドルーズ空軍基地で空軍1号機に登っていた時に数回つまづいた。

 当日、バイデン氏はジョージア州への飛行機に乗ろうとしていた時、タラップで繰り返しつまづいた様子が捉えられた。その後バイデン氏は自力で最後まで登った。

 関連ニュースは瞬く間に米メディアと国際ニュースに報じられ、動画もネットで広がった。

 英「デイリー・メール」は、バイデン氏は長い間、健康問題に直面しており、他人の名前と肩書をよく間違えると指摘した。18日、バイデン氏は公開講演でカマラ・ハリス副大統領を「ハリス大統領」と呼ぶ失態を見せた。

 今回のつまづき事件は再びバイデン氏の健康への懸念を広げた。近日、バイデン氏とプーチン大統領が激しく言い合った際に、プーチン大統領は「彼の健康を祈る」と述べた。

 また、バイデン氏の健康状況は、彼の認知力にも影響しかねない。

 大統領選前、長男の娘、自分の孫娘ナタリー・バイデン氏を紹介する際に「私の息子ボーです」と言った。

 バイデン氏の長男ボー・バイデン氏は脳腫瘍で2015年に亡くなった。バイデン氏の次男ハンター・バイデン氏と彼の新たな嫁の間に生まれた、わずか11カ月の息子も「ボー」という。

(翻訳・北条)