ヌゴ氏はアンティファに襲われ、頭に怪我を負って入院した。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 著名な米ジャーナリストで作家のアンディー・ヌゴ氏はの1月23日夜、数ヶ月間アンティファからの死亡脅迫を受けた後、故郷のオレゴン州ポートランドを逃げ出し、イギリスのロンドンに渡ることを迫られたと述べた。

 英スカイ・ニュースのインタビューを受け、ヌゴ氏は「昨年夏にアメリカで複数の暴動が行なわれて以来、ポートランドはアンティファが暴動を扇動した主要な都市の一つとなった。いくつかの連邦政府の建物が包囲され、破壊された。その代わりに、ポートランドが四面楚歌の下にある間、1月6日の議会突入事件を非難した政治家は『最大限の沈黙を保っており』、ひいては暴徒を迅速に刑務所から釈放した」と述べた。

 ヌゴ氏は2019年にもアンティファに襲われたことがある。暴力を振るわれて略奪された上、頭に怪我を負って入院した。襲撃の様子がさまざまな角度から監視カメラに撮られ、ヌゴ氏の弁護士が容疑者の名前を警察に提供しても、襲撃者への法的措置がなかった。

 ヌゴ氏は『暴露:民主主義を破壊するアンティファの過激な計画』という著作で、アンティファの暴力的な歴史と、民主主義を弱体化させるための過激な計画を記した。しかし、同書の出版が近づいてくると、アンティファの復讐はさらにエスカレートしていった。同著作をオンラインで販売する世界最大の独立系書店である「パウエルズ・シティ・オブ・ブックス」が攻撃対象となり、ひどい嫌がらせを受けた。

 ここ数ヶ月、アンティファからの死亡脅迫が相次いでおり、「彼らは必ず殺すと誓うと言った」とヌゴ氏は述べた。地元の法執行機関に容疑者の名前を提供したが、法的措置がなく、「死ぬほど辛い」と話した。

 同氏は両親と一緒に1978年にベトナムからアメリカに難民として移住し、現在は一時的に自分1人で政治難民としてイギリスに逃亡している。

 アンティファは正義を掲げた「国内テロ」であり、その深層な目的は、アメリカの不安定や民主主義の弱体化をもたらし、アメリカを崩壊させることだ、とヌゴ氏は著作で分析している。つまり、アンティファの本質は無政府主義者と共産主義者からの組織である。

 ヌゴ氏は、メディアのデマを暴き、ポートランドでの暴動を報道したことでも知られている。その根気強さと勇気が同僚に賞賛された。作家のジュリア・スミス氏はヌゴ氏のイギリスへの亡命について、「今のアメリカは彼の両親が求めていたアメリカではない。非常に悲しい」と述べた。

ツイッターの動画:1月16日、BLMとアンティファ「パウエルズ・シティ・オブ・ブックス」書店の外で暴動を起こし、ヌゴ氏の本の禁止を求める抗議行動の6日目になった。ポートランドのダウンタウンでの路上乱闘の間、数人のアンティファが武器を持っていた。

(翻訳・徳永木里子)

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