保守派SNSサイトの「Gab」のロゴ(Simple text logo used by Gab Ai Inc., Public domain, via Wikimedia Commons)

 米短文投稿サイトのツイッター(Twitter)は1月8日、トランプ米大統領のアカウントを永久に凍結した。しかし、保守派SNSサイトの「Gab」のCEOは、トランプ大統領のアカウントを同サイトで再構築し、今までの全ツイート投稿を完全に復元したと述べた。

 米保守派メディア『ザ・ゲートウェイ・パンディト(The Gateway Pundit)』によると、Gabの設立者兼CEOであるアンドリュー‧トーバ(Andrew Torba)氏は、トランプ大統領の全ツイート投稿をトランプ大統領のGabアカウントに移行した」と発表した。

 同報道によると、ツイッターがトランプ大統領のアカウントを凍結する前に、トーバ氏は同アカウントを完全にバックアップし、大統領のGabでのアカウントの再構築を支援した。

 トーバ氏は1月9日、ツイッターがトランプ大統領のアカウントを凍結した後、Gabは1時間当たり平均1万の新規アカウントが作成され、全体セッションは約40%増加、1日で50万以上のアカウントが新規登録されたこともあると述べた。

 Gabとは対照的に、もう一つの保守派SNSサイトである「Parler」は険しい道のりを歩んでいる。ツイッター社とアップル社がトランプ大統領を制限した後、Parlerはすぐにアプリのダウンロードランキングで1位になった。しかし、アップル社やアマゾン社、グーグル社などの大手IT企業が力を合わせてParlerを排斥したため、Parlerは現在も運営停止中である。

(翻訳・柳生和樹)

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