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 2020年の米大統領選で、いったい何が起こったのかはっきりしていない人もいると思います。アメリカ民主主義研究所のパトリック・バシャム所長が最近まとめた文章から、整理する糸口が見つかるしれません。

 バシャム氏の文章は、元連邦下院議長のニュート・ギングリッチ氏にもリツイートされました。

 以下は、文章要約の訳文:

 私は世論調査員で、今回の選挙は大変困惑させるものであり、それ故にトランプ陣営が投票数を疑問視する権利を持っていると考えます。11月4日の早朝以後、アメリカの民主主義システムに何か非常に奇妙なことが起こりました。アメリカ人は何が起こったのかをきっと知りたがるでしょう。

 まず、いくつかの事実を見てみましょう。

 第一に、トランプ大統領は、再選を目指す歴代大統領よりも多くの票(7300万票)、2016年に比べて1100万票多く獲得しました。それに比べて、2012年に再選したオバマ氏は、2008年に比べて350万票少なくても再選を果たしました。

 第二に、トランプ氏は1960年以降の少数民族の中で最も高いシェアを獲得し、2016年に比べて黒人の支持率が50%も増加しました。全国におけるバイデン氏の黒人支持率は、過去に負けた民主党の歴代大統領候補よりも低いのです。

 第三に、バイデンはバラク・オバマをはじめとする歴史上のどの大統領候補よりも全国的に多くの票を獲得したと言われています。しかし2008年にオバマが873郡を獲得したのに対し、バイデンは524郡しか獲得していません。

 第四に、共和党は上院の議席をすべて保持しただけでなく、下院の争われている27の議席をすべて獲得しました。州議員選では、トランプ氏の共和党は州議会を1つも失わず、進展を遂げました。このような状況において、共和党の党首であるトランプ氏が大統領選で敗北したのは異常としか言えません。

 最後に、不正行為と疑われたいくつかの事例をまとめました。

 1、選挙日の深夜、トランプ氏が着実に票数を重ねていた矢先、多くの揺れる州が突然、投票数のカウントを停止しました。多くの投票所で投票監査員が退去を命じられ、監視されいないままカウントが再開されました。

 2、カウントが再開された後、統計学的に異常な得票数が頻繁に見られました。さらに、その90%以上がバイデン氏への投票でした。

 3、遅れた投票用紙もカウントされました。ペンシルべニア州の不在者投票用紙23,000枚の返信期日が異常であり、86,000枚の投票用紙には返送期日異常が問題視されました。

 4、郵便投票用紙の署名の検証を怠ったこと、署名入りの郵便投票用紙が入った封筒の破棄がありました。

 5、不在者投票の拒否率が過去最低です。政治アナリストのロバート・バーンズ氏は「バイデン氏のリード票は多くない、今年、各州が直近の選挙と同じ倍率で不在者投票を拒否すれば、トランプ氏が選挙に勝ったはず」と述べています。

 6、失われた投票があります。ペンシルベニア州のデラウェア郡で、47枚のUSBカードにあった5万枚の投票用紙データが紛失しました。

 7、非居住者の有権者投票。マット・ブレイナード氏の有権者誠実プロジェクトによると、ジョージア州では居住要件を満たしていない20,312人が投票したと推定しています。バイデン氏はジョージア州内でわずか1万2670票の差でリードしており、結果を覆すには十分な人数です。

 8、無効なアドレス、前例のない数の死人票、折り目のない郵便投票など、法的プロセスに従っていなかったことを意味します。

 9、統計上の異常。ジョージア州では、バイデン氏が89%の票を獲得しました。続く53回の投票において、バイデン氏はそれぞれ同じ比率、49.95%から50.05%でトランプ氏をリードしていました。統計異常や集計異常はどれもバイデン氏に有利であることが、特に疑問視されています。

(看中国記者・肖然/翻訳・北条)