11月14日の「マーチ・フォー・トランプ」デモ(写真撮影:看中国/天雪友人)

 11月14日、全米から数十万人のトランプ支持者がワシントンのデモ行進に参加した。参加者のほとんどが去った直後、数人のトランプ支持者がBLM(ブラック・ライヴズ・マター)メンバーに暴力を振るわれた。 その場にいた警察はただ見ているだけで、BLMの暴力を止めようとしなかった。

 『デイリー・テレグラフ』のホルヘ・ベンチュラ記者がツイッターに投稿した動画によると、トランプ支持者3人が警察にホテルまでの最短ルートの通行許可を求めていたが、警察に拒否され、BLMのメンバーの傍を通り抜けた時に暴力を振るわれたことが確認できる

 当事者であるホーン氏は当該投稿に返信し、事情を説明した。「私はビデオに出てくる人物で、実は半分の街区しか離れていない距離にあるヘイ・アダムスホテルに行かせてくれと警察にお願いした。しかし、警察は拒否して、同行者3人がBLMのいる地区を通り抜けるよう指示された」

 ホーン氏は「今日はワシントンD.C.警察にがっかりした。まるで警察とBLMにはめられたようだった」と述べた。

 ホーン氏の言ったことは映像で証明できる。ホテルに戻る途中、ホーン氏らは複数回襲われ、BLMの襲撃を受けて1人が怪我を負った。約4分間もの間、その周りを取り囲んでいた警察は暴力を止めようとしなかった。

https://twitter.com/VenturaReport/status/1327728625723060224?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1327728625723060224%7Ctwgr%5E&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.secretchina.com%2Fnews%2Fgb%2F2020%2F11%2F16%2F952718.html

 ホーン氏はツイートの中で、「私は自分や同伴者が受けた攻撃よりも、警察とアメリカ全土に失望している 」と述べた。 さらに、ホテルに到着して警察に苦情を言うと、「何も見えなかった」と言われ、証拠を求めてきたという。

 今年の夏以降、ワシントンD.C.でBLMが暴力を振るう事件が複数起きている。歴代のワシントンD.C.市長は民主党員であり、6月にはミュリエル・クッパ市長がホワイトハウス通じる大通りに「ブラック・ライヴズ・マター」で書かれたスローガンを飾るように命じた。

 トランプ大統領は日曜日、自らの支持者が攻撃された動画をツイッターに投稿。警察が介入して阻止しなかったこと、市長が仕事を怠ったことを批判した。さらに、左派メディアが同様な事件を見てみぬふりしていると非難し、「沈黙のメディアは国民の敵」と明言した。

  トランプ大統領はまた、土曜日昼間に行われた平和的な集会の様子と、暴力的なBLM攻撃とを比較した「善と悪」というタイトルの動画をリツイートした。トランプ氏の娘イヴァンカ氏も、メディアが見て見ぬふりをしているとツイッターで批判した。

(翻訳編集・看中国記者肖然/翻訳・北条)