(イメージ:flickr/Kārlis Dambrāns CC BY 2.0

 アイルランド出身の実業家で、通信大手ファーウェイの企業通信担当副社長だったジョー・ケリー氏が、深センで55歳の若さで急死したと噂されている。

 アイルランドのメディアは11月2日、ケリーさんと妻のウナさんが子供二人を育てていると報じた。彼はロンドンでジャーナリストとして活躍する傍ら、ゼロックス、マルコーニ、BTといった世界的に有名な通信会社にも勤務していた。2012年にファーウェイに入社し、家をロンドンから中国に移した。

 彼は最近のインタビューで、アイルランドの綺麗な空気と生活リズム、人々とドニゴール州の風景が恋しいと語った。「どこに行っても、どれぐらい歩いても、いつも温かく迎えてくれる」

 ケリーさんの突然死のニュースは、多くのネットユーザーの議論を呼んだ。

 「どこに行っても、どれぐらい歩いても、温かく迎えてくれるって、馬鹿でも彼が『逃げたがっていた』のが分かる」

 「イギリス人のヘイウッドさんが死んだ時には誰も疑っていなかったが、薄熙来事件が発覚して以来、初めて彼が殺されたことを知った」

 「ファーウェイのトップが暴力団を辞めるのは簡単ではない。知っていることが多すぎて急死させられたのかもしれない」

 「中国共産党に味方する人に、良い結末があるわけないでしょう」

 「また中国共産党に味方する人、特に外国人は、この事件を教訓にして、今からでも遅くない、機会を逸したらもうチャンスがない。後悔しても一生、後の祭りになる」

 ※薄熙来事件:2012年2月に発生した重慶市副市長王立軍のアメリカ領事館亡命未遂事件に端を発し、重慶市共産党委員会書記薄熙来に絡み、妻による英国人実業家殺害、一家の不正蓄財、マフィア撲滅運動における拷問問題、女性との不適切な交際などの薄熙来について数々のスキャンダルが報じられた。これによって、薄熙来は政治的に失脚した。(ウィキペディアより)

(翻訳・藍彧)