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 2020年終わるまであと4か月、今年は中共ウイルス(新型コロナウイルス)のパンデミックのほかに、南部では洪水被害が相次ぎ、各地に異常気象や異様な光景が多発し、災難多き年として注目を集めた。

 2月14日、内モンゴルの空に5つの太陽が現れた。中国古代によれば、政権交代の前兆と見なされる。

 3月18日、北京とその周辺が暴風気象になった。当日、北京西郊外にある頤和園の昆明湖で激しい波が打った。頤和園の湖が上げ潮になると、中国が時代交替すると民間で噂された。1884年に西太后が頤和園に転居してから、今まで140年間3回上げ潮になったことがある。一回目は1908年の11月初め、西太后が亡くなる10日前前後。二回目は1916年6月初め、袁世凱が亡くなる三日前。三回目は1976年8月初め、毛沢東が亡くなる半月前だった。今回の上げ潮はなにを意味するだろうか。

 4月3日正午ごろ、中国・吉林省白城で突然大きな砂嵐襲来、瞬く間に空が真っ暗になった。

 5月21日午後3時ごろ、北京市の空は突然「真っ暗」になり、落雷に突風、雨が降り始めた。中共ウイルス(新型コロナウイルス)の影響で開催が2カ月半延期されていた中国の全人代(全国人民大会)が、5月22日から北京で始まる前日だった。

 6月25日午後、北京のほとんどの地域で卓球ボールぐらいの大きさの雹が降った。多くの雹には突起があり、新型コロナウイルスの形と非常に似ていいる。 同日、河北保定、天津などの地域も雹が降った。地元の住民によると、今回の雹は今まで見たことのない大きさだそうだ。

 7月28日午後3時ごろ、高温が続く北京で、北京市東城区に住む市民が窓の外に「雪が降っている」という現象が5、6分間も続いた。

 7月31日朝8時、青海省清水河鎮に珍しい降雪があり、積雪が1ミリとなった。前日(30日)夜にはみぞれが降ったという。古代の人は、酷暑の時に雪・雹・雪あられが降るのは、悪い兆しであることを信じていた。

 中国は昔「(旧暦)6月に雪が降ると、必ず冤罪がある」という言葉があり、「竇娥冤(とうがえん)(注1)」の物語に由来する。今北京に(旧暦で)6月に「雪あられ」が現れたのも決して偶然ではなく、世の中には冤罪があるという天から世の人々へのお告げである。あるネットユーザーが、44年前の1976年に河北省で発生した マグニチュード7.5の「 唐山大地震」と、今回の北京での「雪あられ」が同じ日で、どちらも7月28日だということに気づいた。「唐山大地震」の死者は65万人に達した。

 米サウスカロライナ大学エイキン校ビジネススクールの謝田教授はツイッターで、7月28日に北京で雪が降った日はちょうど旧暦の6月8日にあたり、21年前の1999年7月20日も旧暦の6月8日だった。1999年7月20日は中国共産党が法輪功を取り締まり始めた日であり、生きたまま臓器摘出という罪を犯し、当世最大な冤罪を生み出したとツイートした。

 注1:旧暦6月に雪が降ることは、中国ではよく無実の罪のたとえとして使われている。竇娥冤(とうがえん)の物語に由来している。

 竇娥冤の物語(ウィキペディアより):主人公の竇娥(とうが)は、主人に先立たれ未亡人となり姑と暮らしていた。竇娥はならずものに言い寄られ、それを拒むとならずものは姑を殺害した上、その罪を竇娥にかぶせた。竇娥は死刑を宣告され、処刑前に最期の言葉を残した。その内容は、もし冤罪であれば、竇娥の血が旗に飛び移り、真夏に雪が降り、楚州に三年間干ばつが続くというものであった。そして、処刑後にこれらのことが実現した。

(翻訳・北条)