2016年の神韻交響楽団巡回公演の曲目の一つである『高山青』(神韻動画のスクリーンショット)

 「高い山は青、山を流れる水は藍。阿里山(アリサン)の娘は美しく水のようだ、阿里山の少年は壮健で山のようだーー」

 台湾の民謡曲『高山青(『阿里山の娘』)』。この曲は、どれだけ多くの人々を魅了したことでしょう。

 1947年に作曲された『高山青』は、1949年の映画『阿里山風雲』の主題歌として採用されました。この映画は、第二次世界大戦後、台湾で最初に作られた中国語の映画です。

 この曲『高山青』のメロディーやリズムは、台湾原住民の民族音楽を基調としています。その歌詞は、阿里山に住む美しい少女と力強い少年たちと、阿里山との末永い絆を讃えています。この曲を聴いた人は、そびえ立つ阿里山の迫力と、台湾原住民の朗らかさと力強さを感じるはずです。

阿里山森林歩道(lienyuan lee, CC BY 3.0 , via Wikimedia Commons)
阿里山からの雲海(No machine-readable author provided. Taiwantaffy assumed (based on copyright claims)., CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

 エネルギッシュなこの曲は、既に台湾文化を代表する曲の一つとなっています。台湾や中国大陸で大流行しただけではなく、テレサ・テン(鄧麗君)さんのコンサートを通じて日本でも歌われ、阿里山の民族風情と美しい旋律は、日本のファンをも魅了しました。

 2016年、神韻交響楽団は東洋と西洋の楽器を融合させたオーケストラにより、この名曲を演奏し、新たな息を吹き込みました。

 『高山青』は、神韻芸術団の作曲家談駿毅(タン・ジュンイー)により、神韻交響楽団の東西融合の特色に合わせたオーケストラ曲に編曲されました。「神韻交響曲」の独特な楽曲スタイルに基づき、原曲の親しみ深いメロディーを強調しつつ、気迫に満ちたオーケストラにより、生き生きとした阿里山の躍動感と活気を持ち合わせる一曲に生まれ変わりました。力強さと柔らかさを併せ持つ美しいメロディーは、多くの聴衆を惹きつけています。原曲を知っている人は、名曲を思い起こすと同時に、一流の音楽の宴を楽しめるのは間違いないでしょう。

 『高山青』は、2016年の神韻交響楽団巡回公演の曲目の一つとなり、現在、神韻作品のウェブサイトでも鑑賞できるようになりました。

 そして、この演奏を楽しんで頂いた方々から、次々とコメントが寄せられています。

 「神韻交響楽団の東洋と西洋が融合した音楽はとても良かったです。透き通るような管楽器、悠揚とした弦楽器、そして雄壮な打楽器。それぞれの音色が完璧に調和して、聞き慣れた曲がとても雄渾なオーケストラ曲に生まれ変わっています」

 「天が巡り合わせた縁で、学期末に何度もこの曲を流しました。このメロディーが流れるたびに、学生たちが台湾の美しさに感動します」

 「美しい!何度聞いても飽きません。なんという素晴らしい音楽でしょう!台湾民族の魂を感じます」

 「この曲は神韻交響楽団の演奏によって、本当により一層素晴らしい曲になりました!とても強いプラスエネルギーを頂きました」

音楽鑑賞:

『高山青』(神韻交響楽団より)

神韻作品のウェブサイト:

https://www.shenyuncreations.com/ja-JP

(翻訳・心静)