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 ニューヨークにある「グリステッドとダゴスティーノ食品会社」のオーナーであるジョン・キャツィマティディス氏(億万長者)は18日、米国の食品価格が今後数ヶ月間で急激に上昇する可能性があり、中には今後2ヶ月の間に最大で10%上昇するものもあると推測した。

 キャツィマティディス氏は、米国の食品価格は今後2ヵ月間で急激に上昇し、インフレが続き、貨物の運輸が不足しているため、すぐには下がらないと警告した。食品価格は急激に上昇し、おそらく今後60日間で10%は上昇するだろうと述べた。

 現在の米国のインフレ率が上昇し続けている一方、サプライチェーンがボトルネックの状況に直面している下で、ナビスコ、ペプシコ、コカ・コーラなどの大手食品会社のCEOたちは、米国の食品価格は今後も上昇し続けると予想し、売れない食品を販促活動や値下げして販売しなくても、企業はより多くの利益を上げることができると考えていると、同氏は説明した。

 「値下げしなくても儲かるのに、なぜ低価格で売るのか?」と同氏が述べた。

 米国労働省(DOL)が発表した最新の数値によると、米国の消費者物価指数(CPI)は、9月に0.4%上昇し、前年同期比では5.4%上昇した。そのうち、ガソリンの消費価格が前年同期比42%増、卵、肉・鶏肉・魚は10.5%増、コーヒーは4%増、ベーコンは19%増、電気料金は5.2%増、中古車は24.4%増、家電製品は7.1%増となっている。

(翻訳・徳永木里子)