中国共産党政権建立70周年を祝う軍事パレード中の中国共産党総書記の習近平(イメージ:YouTube Screenshot)

 中国教育部によって編纂された『習近平新時代中国特色社会主義思想学生読本』は、2021年秋学期に必修科目の教材として使われる。

 中国教育部は、「習近平思想」という新教育課程と上述の教材を2019年秋学期から2022年秋の学年開始まで、段階的に各省で導入し、新教材使用の全国統一を実現することを発表した。統一教材を編纂する過程は、つまり「習近平思想」を宣伝する過程となっている。

 「習近平思想」はすでに各教材の概要に頻繁に現れている。例えば教育部が2020年に改定した最新の「普通高等学校英語課程標準」では、冒頭に「習近平総書記は全国教育大会で、党の教育政策は党の強力な指導の下で全面的に実施されるべきだ」と強調し、基本原則は「新時代の中国の特色ある社会主義という習近平の思想を十分に反映したものでなければならない」などと書かれている。

 中国大陸の小中学校の教科書には、常に指導者の思想が編入されている。毛沢東元共産党党首の作品は、中国共産党が創立してから現在に至るまで、中国の文系教科書にもれなく編入されてきた。いわゆる「習近平思想」だけを教材として、必修科目を設けることは、特別に目新しい出来事である。

(翻訳・藍彧)