中国漁船はこのほど、南シナ海のサンゴ礁・牛軛礁(フィリピン名はジュリアン・フェリペ礁)に大挙侵入し、立ち去ろうとしないため、フィリピン政府は14日、中国大使を召喚して不満を表明した。中国外交部の華春瑩報道官は、「天候が悪く、一部の漁船が牛軛礁の近くに避難したのは正常な行為だ」と述べた。

 在フィリピン中国大使館は「中国は海上民兵を持っていない」と主張してきたが、米メディアCNNはこのほど、多くの専門家にインタビューを行い、中国「漁船」は、政府から南シナ海での勢力拡大の命令を受けている中国の海上民兵であることを明らかにした。

 米太平洋軍司令部の隷下に「太平洋統合情報センター」の元作戦部長であるカール・シュスター氏は、CNNのインタビューで、中国海上民兵の役割を暴いた。同氏は、人民武装部隊の「漁船」が釣りや漁に出るわけではなく、自動化された武器と頑丈な船体を持ち、最高速度は18~22ノットで、世界の9割の漁船を上回っていると述べた。専門家の間では、船の色から海上民兵を「リトル・ブルーメン」と呼んでいる。

 同報道はまた、ジョンズ・ホプキンス大学とコロンビア大学の専門家であるらく駱舒嫻氏とジョナサン・パンター氏の言葉を引用し、戦略的に言えば、海上民兵は機動性が高く、軍艦よりもはるかにコストが低いため、敵軍にとってはかなり扱いにくい存在である。海上衝突が発生した場合、敵軍の対潜戦やヘリコプターの出動を妨げるのに十分な役割を果たすことができるという。

 中国人作家の張林氏は昨年9月、「大紀元時報」で掲載された中国共産党の船海戦術を暴露した記事でも同様の見解を示した。長年にわたり、中国の漁民に大型の漁船を持たせるように強要してきた。通常は新品で数百万ドルの価値がある大型漁船をには、十数人の漁師がいる。そして、漁船をしっかりと管理するために、それぞれの船に党の支部か、少なくとも党の民兵を配置することが義務付けられていたる。

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(翻訳・藍彧)