イメージ:【IWJ】Image Works Japan / PIXTA(ピクスタ)

 多くの人が昼寝をする習慣を持っていますが、怠け者や元気のない印だと思われがちです。しかし、新しい研究によると、昼寝は頭脳を明晰にし、認知症の予防にもつながる可能性があることが分かってきました。

 『精神医学(General Psychiatry)』に掲載された研究によると、60歳以上の人で昼寝の習慣を持つ人は認知機能テストで、昼寝をしない高齢者より高いスコアを出しました。この研究は、北京、上海、西安などの中国の大都市に住む60歳以上の身体的・認知的に健康な2,214人を対象に行われ、そのうち1,534人は定期的に昼寝をし、680人は昼寝の習慣を持ちません。

 この研究では、昼寝をする受検者は、ミニメンタルステート検査(Mini-Mental State Examination、MMSE)での得点が「著しく」高く、昼寝をしない受検者と比べて、高い認知能力を示すことがわかりました。MMSEは見当識、記憶力、計算力、言語機能、図形的能力などの項目を評価するテストです。これらの評価項目のうち、昼寝は見当識、言語機能、記憶力に強く関連していると考えられます。

 同研究はまた、30分以内の昼寝を週4回行うことが、認知機能に最も役立ち、アルツハイマー病(認知症の一種)の発症リスクを低減する可能性があると指摘しました。

 米メディア『ヘルスライン(Healthline)』によると、昼寝の最適な時間は午後1時から3時の間です。10分から30分の昼寝は、脳を休ませ、新しい情報を受け取るために、脳の一時的な記憶領域から不要な情報を消去することができます。さらに、気分を良くし、エネルギーを増加させ、不安感や緊張感を軽減することができます。年齢を問わず、短い昼休みは効果的だと言われますが、1時間以上の昼寝はお勧めしません。長すぎる昼寝は、夜の睡眠の質の低下を招きます。それは隠された病気の兆候の現れや、薬の悪影響などが原因しているのかも知れません。

(翻訳・玉竹)

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