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「中国コロナワクチン未発売なのに販売開始」

 中国メディアによると、最近、WeChatの友人グループ内で武漢肺炎(新型コロナウイルス)のワクチンを売り始めたそうだ。そのうち一つのビジネス文書には、「武漢肺炎ワクチンが必要な場合は、私に連絡してください、輸出できます。生産量が低いため並ぶ必要があり、9月2日に正式に発売します」と宣伝した。

 承認番号の下の方に「新型コロナウイルス不活化ワクチン(Vero細胞)」とあり、「未定」と表示されていることがわかった。アリペイでバーコードをスキャンして同薬品を追跡すると、北京科興中維生物技術有限会社が製造したワクチンであることがわかった。

 WeChatの中で、別のワクチンも発売された。「1本498元(約8000円)で、3本/セット、もう出ている。医療関係者と出国者は先に使うことができる。年末ぐらいに普及するだろう」白背景の黒字、縁に青と緑色があるワクチンの箱の写真が掲載されている。

 同ワクチンは、「新型コロナウイルス不活化ワクチン(Vero細胞)」と呼ばれ、生産会社は「武漢生物製品研究所有限会社」である。

 では、これら2つのワクチンは本当に市販されているのでしょうか?WeChatの友人グループから買えるのでしょうか?

 中国の記者が北京科興中維生物技術有限会社と武漢生物製品研究所有限会社にそれぞれ電話した。北京の会社の担当者は、同ワクチンは現在、ブラジルやバングラデシュなどで第3期臨床研究が行われており、まだ市場には出回っていないと明らかにした。武漢研究所の担当者も、ワクチンはまだ臨床試験段階であり、発売されていないという。

 武漢肺炎の発生はすでに半年を超えていますが、多くの医者や専門家はこのウイルスについて解明できていない。世界各国もワクチンを積極的に研究していますが、未だに世界では発売されていない。

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「習近平が急に食品ロスに注目 食糧危機の到来か」

 新華社通信11日付の報道によると、習近平は「見るに堪えられない、心が痛む」と語り、食べ物を浪費するなという指示を出した。習近平がこの20日間で食糧問題について指示を出したのはこれが2回目である。中国が本当に食糧不足に直面しているのかと外界から疑われた。

 ここ数カ月、長江流域を中心に数千万人もの人々が豪雨や洪水に見舞われ、農産物の収穫がなく、食糧危機が危惧されている。7月22日、習近平は東北地方の農地を視察し、中国の食糧危機に関連していると疑われた。しかし、中国共産党は常に「毎年豊作、食糧の在庫は十分だ」と主張してきた。

 これに対し、中国の食糧と農業問題に詳しい経済学者である胡星斗氏は、中国共産党が「十分な穀物の収穫がある」と繰り返し強調しているが、中国は30%を超える穀物を輸入に頼っており、現在のアメリカと他の西側諸国との関係の悪化は、食糧問題危機を引き起こす可能性があると述べた。

 胡氏はさらに、現在グローバルな食料取引のほとんどがアメリカドルで決済されているため、中国とアメリカが最終的に経済的にデカップリングすれば、中国の貿易黒字は減少し、中国にアメリカドルがなくなるかもしれない。もしくは米国にドルを使わせてもらえず、国際社会で食料品を購入することは不可能になると述べた。  

 現在のところ、中国の米価格には大きな変動はない。主な理由は、大雨と洪水の後、中国が6000万トンの米、5000万トンのトウモロコシ、76万トンの大豆を倉庫から放出したためで、すでに昨年の穀物の総放出量を上回っている。

 しかし、洪水は驚くべき速さで拡大しており、中国の証券会社である申萬宏源は、7月中旬に中国の稲作地の約5%が被害を受けたと指摘した。中国の緊急事態管理部の最新のデータによると、7月中旬から被害を受けた農地の総面積はほぼ2倍に増加しており、申萬宏源の分析には、小麦やトウモロコシなどの他の作物の損失は含まれていない。

 それだけでなく、今年の中国の豪雨は、8月にも降り続いており、小麦とトウモロコシの収穫を脅かす北へ移動する兆しがある。中国のトウモロコシは害虫被害のために、7月の価格は昨年同期より20%上昇している。

【翻訳編集】Visiontimesjp News