歌川国芳『日本国開闢由来記』巻一より波に乗って大国主神の前に出現したスクナビコナ(右上)(Utagawa Kuniyoshi, Public domain, via Wikimedia Commons)

一、世界の童話に登場する小人たち

 童話の世界には、小人(こびと)たちはよく登場します。

 『グリム童話』に描かれた、森の中に白雪姫と一緒に暮らしていた7人の小人や、『ガリヴァー旅行記』に描かれた、小人の国「リリパット」に住む身長15センチ程の住民たち、また、近年、スタジオジブリが映画化したイギリス児童文学の「床下の小人たち」等、小人が登場する作品は多くの国で人々に愛読されています。

 日本の昔話にも、一寸法師という親指ぐらいの小さな男の子が冒険する物語があります。『御伽草子』に収められた一寸法師の話は、室町時代後期までには成立していたものとされていますが、そのモチーフは、日本神話のスクナビコナがルーツだと考えられています。

二、日本神話に登場する小さな神 スクナビコナ

 スクナビコナは日本神話に登場する神です。

 『古事記』によれば、スクナビコナは、大国主の国造りに際し、天乃羅摩船(ガガイモの実の船)に乗り、鵝(ヒムシの皮=蛾の羽)の着物を着て波の彼方より来訪し、神産巣日神の命によって義兄弟の関係となって国造りに参加したそうです。

 スクナビコナは手のひらに乗る程度の小さな体をしていますが、大国主神の知恵袋とも言われ、国造りの協力神だけでなく、農業神、薬神、禁厭の神、温泉の神ともされています。

三、アイヌの伝承に登場するコロボックル

 アイヌの民族伝承には、コロボックルという小人族が登場しています。コロボックルとは、アイヌ語の「フキの葉の下に住む人」という意味で、1枚のフキの葉の下に10人も入れるほど、とても小さな人々のことを言います。コロボックルの伝説は地域によって多少の差はありますが、大体次のようなものです。

 アイヌがこの土地に住み始める前から、この土地にはコロボックルという小人族が住んでいました。彼らは背丈が低く、動きがすばやく、漁に巧みでした。彼らは屋根をフキの葉で葺いた竪穴に住んでいました。

 コロボックルはとても友好的で、鹿や魚などの獲物をアイヌの人々に贈ったり、またアイヌの人々と物品の交換をしたりしていましたが、姿を見せることを極端に嫌っており、それらのやりとりは夜に窓などからこっそり差し入れるという形態を取っていたそうです。

 しかし、ある日、コロボックルはあるアイヌ青年の無礼な行動に激怒し、一族を挙げて北の海の彼方へと去って行きました。以降、アイヌの人々はコロボックルの姿を見ることはなくなったと言われています。

松浦武四郎作「蕗下コロポックル図」(市立函館博物館所蔵)(Matsuura Takeshiro 松浦武四郎 (1818-1888), Public domain, via Wikimedia Commons)

四、古代中国の伝説上の小人

 中国最古の地理書『山海経』にも小人の存在が記載されています。それによると、東の海の果てに小人国があり、そこには、靖人(せいじん)、短人(たんじん)等と呼ばれる小人たちが住んでいたとのことです。

 また、1609年に出版された百科事典『三才図会』によれば、小人たちはある島に住んでおり、その地域には鶴のような鳥がいて、小人たちが単独で行動をしていたりすると鳥に捕食されてしまうため、彼らは常に群れて行動をしていたそうです。

『訓蒙図彙』(1666年、日本)より「小人」(中村惕斎, Public domain, via Wikimedia Commons)

 この地上に、小人族がかつて暮らしていたことは、単なる伝承や伝説ではなく、文字として各国の文献にも数多く残されています。果たして真実はどうなのでしょうか。

五、現代に小人を目撃した証言 二例

 実は、現代においても、小人を目撃した人がいます。

 次に「明慧ネット」に掲載された二つの証言を紹介しましょう。

(一)「身長数センチの小人を目撃した」(明慧ネット2007年2月21日掲載)

 僕がまだ13歳だった1960年代初頭のことだ。当時、僕は田舎で牛飼いをしていた。

 ある初夏の日の正午頃、雨が上がり、僕は兄と一緒に、牛の餌の草刈りに行った。 草刈りをした後、草の根についた泥を家の裏の池で洗い落とそうとして、池へ降りたところ、高さわずか数センチの男の小人に遭遇した。 彼は小さな黒い馬に乗り、 右手に同じく数センチの黒い鞭を持ち、まるで武士が軍馬に乗っているようだった。

 小人は小さな馬に乗って、水面をまるで平地であるかのように、池の中央に向かって素早く駆け出し、1メートルも離れていない僕のすぐ横を通り過ぎた。 その時、僕は怖くなって、「お兄ちゃん、 お兄ちゃん、早く上がってきて 」と叫んだ。兄は僕の緊張した様子を見て驚いていたが、 岸に上がってきて振り返って見ると、もう小人はいなくなっていた。

 数十年前に起きたことだったが、未だ記憶に新しく、ずっと謎のままとなっていた。その後、李洪志先生の「北米での巡回説法」を読んで、謎がやっと全て解けた。

(二)「小人の物語」(明慧ネット2013年11月24日掲載)

 友人が語ってくれた話である。

 1983年、友人は吉林省四平市に住んでいた。 ある日の朝、お嬢さんがフライドチキンを食べたいと言うので、友人はそれを買いに行った。 家を出たら、道路の向こう側に人々が集まって何かを見ているのを目にした。友人も好奇心から覗いて見ると、道路の脇にある長さ60センチ、幅30センチの石板に、小人3人がそこに立っていた。 彼らは身長が30センチぐらいで、3人家族のように見えた。大人の男女の真ん中に、子供が立っていた。 男はあごひげを生やし、麦わら帽子をかぶり、 女性はワンピースを着ており、子供の性別は分からなかった。

 彼らは人間が縮小したかのように、均衡のとれたプロポーションをしていて、とても健康そうだった。

 人々はとても不思議そうに、「あなたたちはどこから来たのか? どこに行くのか?」 と聞いたが、言葉は通じなかった。小人たちも集まってきた人たちを見ながら、何か「キーキー、ギャーギャー」と言ったが、何を話しているのか、誰も理解できなかった。

 その後、友人はその場を離れたが、小人たちのその後のことはもう知らないという。

 伝説上の小人たちは実在したか否か、その謎への興味は尽きません。

 もし小人たちがかつてわれわれ現生人類と共存していたとしたら、彼らはどこから来て、そして今どこにいるのでしょうか?数十年前に小人たちを目撃した証言が真実だったとしたら、今、彼らはなぜ姿を消したのでしょうか。

 これらの問題に興味をお持ちでしたら、法輪功の関連書籍を読んでみたらいかがでしょうか。

 法輪功(ファルンゴン)は法輪大法(ファルンダーファ)とも呼ばれ、李洪志先生により伝えられた佛家上乗の修煉大法です。李洪志先生は著書の中で、人類、物質、時空、歴史に関する多くの未解明の謎を解き明かしていますので、お薦めします。

 法輪大法の全ての書籍は、下記ホームページより無料でお読み頂けます。

 https://ja.falundafa.org/falun-dafa-books.html

(文・一心)